2025-12-02 コメント投稿する ▼
石破茂前首相の「後ろから鉄砲」反論が炎上 総理時代の政策転換無視した無責任発言に批判殺到
石破茂前首相の「後ろから鉄砲」批判への反論が波紋を呼んでいますが、この発言は石破氏の根本的な政治姿勢の矛盾を浮き彫りにしています。 石破氏は「物言わない自民党って何なのよっていうことですよね」と言い、「誰もそんなこと言われたかないからみんなが黙る。 総理時代の石破氏は、かつて批判していた「物言わない自民党」そのものになってしまいました。
野党時代の「正論」と総理時代の現実乖離
確かに野党時代や非主流派時代の石破氏は、政権に対して鋭い指摘を行ってきました。石破氏は「同じ政党にいるからこそ忌憚なく意見を言い、改めるべきは改めるのが、政権を守る、ということであり、それはむしろ同じ党の同志としての義務なのではないでしょうか」と述べていました。
しかし、いざ自分が総理の立場に立つと、その「正論」は全く実行されませんでした。石破氏自身が「総理在任中、自分が政治家としてやりたいと思っている政策や路線が自民党内では少数派に陥っていることを痛感させられたとして、結果的に思うように自身のカラーを出すことが難しかった」と認めています。
総理時代の石破氏は、かつて批判していた「物言わない自民党」そのものになってしまいました。高額療養費の問題では「キムリアという薬があって、一回で三千万円ですよね」と生命に直結する薬剤を金食い虫として名指しし、非難が噴出するとメディア側を「切り取り」だとして批判するなど、責任逃れの姿勢が目立ちました。
政策転換への無責任な批判
石破氏は退任後、高市内閣の政策を批判し、「不愉快な話だ」として自身が掲げた米価増産方針の転換に強い不快感を表明しています。しかし、これは極めて無責任な発言と言わざるを得ません。
「石破さんは総理になる前と後でまったく別人になった」
「自分ができなかったことを後継者が修正したら文句を言うなんて」
「後ろから鉄砲を撃つのは昔から変わってませんね」
「結局、権力を持ったら何もできなかった証拠でしょう」
「総理辞めてすぐに批判って、みっともないですね」
石破氏は総理として2025年6月の東京都議会議員選挙で過去最低議席(18議席)という形で大敗し、参院選でも惨敗して政権を失う結果となりました。自らの政治的無能力が招いた結果にもかかわらず、後継政権の政策修正を批判するのは筋違いです。
真の無責任は石破氏自身の言動
自民党内では「総理になる前、安倍元総理や麻生元総理への批判をしている姿が仲間を撃っているように見えました」「ご自身が総理になって、批判は簡単だが実行は難しいことを実感されたのかと思いきや…」との批判の声が上がっています。
牧原秀樹前法相は小泉純一郎元首相の言葉を引用し、「自分が辞めた後は何を言っても現職総理に迷惑がかかる。総理の厳しさを一番知る者として沈黙こそ使命だと仰っていました」と石破氏の姿勢を戒めています。
石破氏が引用する斎藤隆夫の「反軍演説」は、まさに命をかけた真の政治信念の発露でした。しかし、石破氏の政治姿勢は「常に『知性的』『政策通』というイメージを纏ってきた」ものの、「そのメッキは、いとも容易く剥がれ落ちる」実態が露呈しています。
石破氏の「後ろから鉄砲」批判への反論は、自らの政治的失敗を棚に上げた責任転嫁でしかありません。真に国民のことを考えるなら、自身の政権運営の反省と謝罪こそが先決であり、現在の物価高対策や減税による国民生活支援を最優先とする高市政権の足を引っ張るような発言は慎むべきです。