2025-04-30 コメント投稿する ▼
日本とタイが鉄道・都市開発で協力強化!レッドライン整備やグリーン交通・TOD推進へ
日タイ、鉄道・都市開発分野で協力覚書を締結
日本の国土交通省とタイ王国運輸省は、2025年4月30日、鉄道および都市開発分野における協力覚書を締結した。これは、2022年12月に締結された「鉄道分野における協力覚書」を拡充・更新する形で行われたもので、特に都市鉄道分野や日本が強みを持つ公共交通指向型都市開発(TOD)に関する内容が強化されている。
協力覚書の主な内容と目的
今回の覚書の目的は、両国の鉄道および都市開発分野における政策、法令、規則、開発、制度の相互理解を深め、特定の分野における経験や技術を共有することで、相互の能力構築を支援することにある。具体的な協力分野は以下の通りである。
* レッドラインのメンテナンス支援
* 第二次バンコク首都圏都市鉄道マスタープラン(M-MAP2)の推進
* 都市鉄道整備
* 高速鉄道の開発
* 貨物鉄道輸送の強化
* 災害対策の強化
* グリーン交通対策の推進
* 公共交通指向型都市開発(TOD)の推進
* 鉄道研究開発の促進
レッドラインのメンテナンス支援と日本の技術協力
レッドラインは、バンコク首都圏における重要な都市鉄道路線であり、そのメンテナンス支援は、タイの鉄道インフラの持続可能な運用に寄与するものである。日本は、これまでの鉄道技術や運用ノウハウを活かし、タイの鉄道メンテナンス体制の強化を支援する。
公共交通指向型都市開発(TOD)の推進
公共交通指向型都市開発(TOD)は、鉄道駅周辺に住宅や商業施設を集約し、公共交通の利用を促進する都市開発手法である。日本は、これまでの都市開発の経験を活かし、タイにおける持続可能な都市形成を支援する。
今回の協力覚書の締結により、日タイ両国は、鉄道および都市開発分野における協力をさらに深化させ、持続可能なインフラ整備と都市発展を目指す。今後、具体的なプロジェクトの進展が期待される。