2025-03-15 コメント投稿する ▼
調布市「開かずの踏切」解消へ向け、中野国交相が視察
連続立体交差事業の進行状況
- 事業の背景と目的:
京王線仙川駅から国領駅までの区間には、5カ所の踏切があり、これらが大きな交通の障害となっていました。特にピーク時には、1時間当たり40分以上も踏切が遮断されることがあり、住民や通勤・通学客にとっては大きな負担です。これを解消するために、鉄道を高架化または地下化し、踏切を撤去する計画が進められています。
- 進捗状況:
この区間は2021年に「改良すべき踏切道」に指定され、その後、調布市は2025年度末までに改良計画を提出することになっています。国交省としても、計画の実現に向けて支援を約束しています。
中野国交相の視察と市長の要望
- 視察の様子:
中野大臣は、市内のつつじケ丘5号踏切を視察し、現状の課題について関係者から説明を受けました。特に、災害時には避難経路が限られている点が問題視されています。
- 市長の発言:
長友貴樹市長は、現行の踏切がもたらす不便さや安全面の課題を挙げ、「高架化を実現するためには、国や東京都からの支援が必要だ」と強調しました。
- 国交相の反応:
中野大臣は、市長の要望に対して、「しっかり後押ししていく」と答え、事業の早期実現に向けた支援を約束しました。
次のステップ
視察後、中野大臣と関係者は、同市の多摩川住宅ホ号棟を訪れ、建て替え事業について意見交換を行いました。今後、連続立体交差事業がスムーズに進むことで、調布市内の交通渋滞が大きく改善されることが期待されています。