2025-06-30 コメント投稿する ▼
「暮らしの現場から政治を変える」元警察官・福祉士の市議、おくま亮氏が沖縄から国政へ挑む理由
“暮らしの現場”から政治を変える——警察官×市議×福祉士の異色経歴
参院沖縄選挙区に、国民民主党から新人として挑戦するおくま亮氏(38)。那覇市出身で、県警の警察官から那覇市議会議員へ、さらに社会福祉士として現場を駆け回ってきた異色の経歴の持ち主だ。
平成22年に自民・公明が制した沖縄選挙区以来、与党候補が勝利から遠ざかる中、おくま氏は「現場に根ざした政治」を旗印に、リアルな課題を政策に直結させる国会議員を目指す。実務経験に裏打ちされた、暮らしを支える視点が持ち味だ。
「なぜこれだけ困っているのに、制度は動かないのか?」という素朴な疑問が、国政挑戦の原動力だという。
「現場で鍛えた人だからこそ響く言葉がある」
「警察官と福祉の両方わかるって珍しい。説得力が違う」
「市議として地道にやってきた人が、国政へ挑戦する姿に胸打たれた」
「子どもや高齢者のことを最優先に考えてくれる人を応援したい」
「沖縄を観光だけに依存しないって言い切れるのがすごい」
市議として積み重ねた「提案→実現」の実績
おくま氏は那覇市議として3期務め、平成29年・令和3年の市議選ではいずれもトップ当選。決して派手ではないが、確実に“使える政策”を形にしてきた。
・中学3年生までの医療費無料化
・防犯カメラ設置補助制度の実現
・バリアフリー基本構想の策定
・妊婦・2歳児の無料歯科検診の復活
これらはすべて、現場から声を拾い上げ、議会で提案し、実現にこぎつけた成果だ。「提案して終わり」ではなく、着実に施策へと落とし込む実行力に、市民からの信頼が集まってきた。
沖縄の未来像を描く「8つの政策」
おくま氏が掲げるのは、「暮らしの安心」と「地域の自立」を両立させる8つの政策ビジョンだ。
* 全ての島の、暮らしと経済を豊かに
* 沖縄観光を2兆円産業へ、県民の所得向上へ
* 安心して住み続けられる“ウェルビーイングの島”に
* 景気回復と県民所得の引き上げ
* 沖縄の文化・自然・価値を次世代へ継承
* 世界一充実した子育て・教育環境を整備
* 生き方が尊重され、誰も孤立しない社会
* 平和と命、安全・安心を守り抜く政治を実現
「基地や観光だけに依存しない“多層型経済”を戦略的に育てたい」という提案には、農水産業・IT・文化産業への視点も含まれており、沖縄経済の自立と多様性を見据えた施策となっている。
「声が届かない」政治への挑戦状
現役の社会福祉士でもあるおくま氏は、子ども支援、医療・介護の現場での経験から「現実と制度のギャップ」を肌で感じてきたという。
そのうえで、「沖縄と本土の間にある“意識の距離”を縮めたい」と語る。政策を東京発ではなく、沖縄の生活者目線で再構築する必要性を訴える。国の仕組みが地方の課題に応えていない現実を前に、「だったら、自分がその仕組みを変える側に行く」と腹を括った。
警察官として治安を守り、議員として政策を動かし、福祉士として現場を支えてきた男が、いま、国政の扉をたたいている。