2025-05-30 コメント投稿する ▼
公約大阪・関西万博で建設費未払い問題深刻化 アンゴラ館下請け業者が「被害者の会」設立へ
下請け業者が悲鳴、万博アンゴラ館で「被害者の会」結成
2025年5月30日、大阪・関西万博に関連するアンゴラパビリオンの建設に携わった下請け業者が、工事代金の未払いを訴え「被害者の会」を設立した。記者会見に登壇した代表者は、支払いがないまま業者間で負債が膨らみ、現場に携わった職人や従業員に対する賃金が支払えない現状を明かした。
特に深刻なのは、3次下請け業者がその下の4次・5次下請けに支払いを行っておらず、一部の作業員は2月から連日夜勤も含めて働いてきたにもかかわらず、一円も賃金を受け取れていないという。業者らは「万博のために国の名を背負って汗を流したが、今では生活にも困る」と苦境を語る。
元請けとアンゴラ政府の説明に齟齬
この問題について、アンゴラ側はすでに契約した元請け建設会社へ工事費用を支払い済みだと説明している。さらに、その元請けも「必要な支払いは完了している」と主張している。しかし、3次下請け企業は「資金繰りが厳しくなり支払いができていない」との立場を示しており、言い分が食い違っている。
このように、元請け・下請け間で責任の所在が曖昧なまま放置されていることが、末端の業者や労働者を直撃している。事実上、企業間の構造的な隙間に落ちた形で、弱い立場の業者が被害を被っているのが現状だ。
行政も動き出すか、訴訟の可能性も
「被害者の会」では今後、警察への相談や訴訟も視野に入れている。さらに、未払いを起こした大阪府内の業者の中には、建設業法上の許可を取得していなかった疑いもあり、大阪府としても法的な調査に着手する方針を示している。
万博協会は「下請け業者との契約には関与していないため、直接対応は難しい」との見解を示しているが、国家的プロジェクトにおけるトラブルであるだけに、説明責任が求められている。
SNSで噴出する怒りの声
「汗水流した職人が無給って、国の責任はないのか?」
「また多重下請けの犠牲。万博どころじゃない」
「見せかけの華やかさの裏で、現場は地獄だったんだな」
「アンゴラじゃなくて日本政府が何してるのか聞きたい」
「開幕前に信頼ガタ落ち。これで外国に日本の信用どう示すの?」
構造問題が浮き彫りに、万博運営に問われる信頼
今回の未払い問題は、建設現場における多重下請け構造の歪みを露呈させた。発注元と末端の現場との間に、幾重にも重なる業者が存在することで、責任の所在が不明確になり、トラブル発生時に対応が遅れる構造的課題がある。
加えて、万博という国際的イベントにおいて、このような金銭トラブルが公になれば、日本の信頼にも大きな影を落としかねない。開幕を目前に控えた今、被害者への迅速な対応とともに、制度的な再点検が急務である。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。