2025-05-14 コメント投稿する ▼
公約大阪・関西万博に批判続出 混雑する東ゲートと閑散とする西ゲートの実態
万博運営の甘すぎた見通し “並ばない万博”は幻想だった
大阪・関西万博は「並ばない万博」を掲げて始まったが、その理想は早くも崩れつつある。来場者は東ゲートに集中し、長い列が続く一方、西ゲートは閑散としている。これは、来場者が主に大阪メトロ中央線を利用し、東側からアクセスする構造が原因だ。主催者である日本国際博覧会協会は、来場者の約6割が中央線を使うと想定していたが、実際にはそれを上回る偏りが生じている。
一方、西ゲートに設けられた「パーク・アンド・ライド(P&R)」駐車場はほぼ空き状態だ。最大6,000台以上の駐車能力を誇るが、平日には1割も埋まらない。駐車料金が平日で5,500円と高額であることが、利用者を遠ざけている。大阪府の吉村洋文知事は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの駐車料金が3,000円程度であることを引き合いに出し、P&Rの値下げを求めている。
交通トラブルが浮き彫りにした脆弱性
4月22日には、万博会場への主要アクセスである大阪メトロ中央線が故障し、夢洲駅で約4,000人が立ち往生する事態が発生。主催者は状況把握に約30分かかり、待機場所の開放も遅れ、多くの来場者が屋外で立ち尽くすこととなった。混乱は瞬く間に拡散され、「万博運営のずさんさ」を指摘する声がSNS上で広がった。
「なんで電車が来ないんだ」「協会の対応が遅すぎる」——こうした声があふれた。関係者によると、協会は大規模災害時の対応マニュアルを準備していたが、日常的なトラブルへの備えは不十分だった。
高額駐車料金とアクセス不便が招く問題
西ゲートのP&R駐車場は、料金が高すぎるとして不評だ。実際に利用した男性は「駐車料金が高すぎる。万博に来るなと言っているようなものだ」と憤る。また、駐車場から会場まではシャトルバスを利用する必要があり、この手間も利用者離れを招いている。
駐車場料金の見直しを求める声は大きく、吉村知事も「もっと利用しやすい価格設定にすべきだ」と述べている。
ネット上の批判と来場者の不満
SNSでは万博運営への批判が噴出している。
「東ゲートは行列、でも西はガラガラ…これが『並ばない万博』か?」
「駐車料金が5,500円って高すぎる。USJは3,000円なのに」
「交通トラブル時の対応がひどい。安全面で不安が残る」
「西ゲートをもっと活用すればいいのに、計画が甘い」
「来場者目線の計画が欠けている。改善が必要」
運営改善が急務 利用者目線での対策を
万博は今後、夏場に向け来場者が増加すると見込まれている。これ以上の混雑やトラブルを避けるため、主催者は利用者目線に立った計画見直しが必要だ。具体的には、駐車料金の引き下げやシャトルバスの運行改善、混雑時の対応マニュアルの整備が求められる。
大阪・関西万博は、世界に日本の魅力を発信する場であるはずだ。しかし、運営の甘さが来場者の不満を招き、その評価を下げかねない。今こそ、利用者の立場を考えた柔軟な対応が求められている。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。