2025-05-01 コメント: 2件 ▼
公約「万博来場者数100万人突破」に疑問噴出 スタッフ込みで“水増し”?SNSで批判続出
万博来場者数の水増し疑惑、SNSで批判続出
2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博で、来場者数の発表方法を巡り波紋が広がっている。運営主体である日本国際博覧会協会(以下、協会)は、パビリオンスタッフや報道関係者などの関係者を含めた人数を「来場者数」として発表しており、これに対して「水増しだ」「情けない」といった批判がSNS上で相次いでいる。
来場者数のカウント方法に疑問の声
協会は、毎日発表する来場者数に、AD証(関係者パス)を持つスタッフや報道関係者を含めている。このため、4月23日に「来場者数100万人突破」として記念セレモニーが行われたが、実際のチケット購入者による来場者数が100万人を超えたのは2日後の25日であった。AD証による入場者は1日あたり1万7千人程度で推移しており、全体の2割程度を占める計算となる。
協会はこのカウント方法について、「開幕直前に博覧会国際事務局(BIE)と協議して決定した」と説明しているが、その詳細な経緯は明らかにされていない。また、前回のドバイ万博でも同様の計算方法が採用されていたとしているが、ドバイ万博は新型コロナウイルス禍の中で開催された特殊なケースであり、同列に扱うことには疑問が残る。
過去の万博との比較
2005年に愛知県で開催された「愛・地球博」では、乳幼児などの無料入場者とチケットを購入して来場した有料入場者を足して「入場者数」として発表しており、スタッフなどは含めていなかった。また、2010年の上海万博では、来場者数が7,000万人を超えたが、スタッフや関係者を含めたかどうかの詳細な内訳は公表されていない。
このように、万博の来場者数のカウント方法には一貫性がなく、過去の万博と単純に比較することは難しい状況である。
SNS上の反応
来場者数のカウント方法に対して、SNS上では以下のような批判の声が上がっている。
「水増ししてまで増やしたいのか」
「情けないことはやめて」
「恥ずかしい」
「100歩譲って従業員含めるとしても、愛・地球博もスタッフ含めて比較しているんでしょうね吉村知事」
「採算ラインとされる有料入場者1840万人にも程遠いのだが…」
このような批判の声が広がる中、協会はSNSを重視した戦略を取っており、新聞やテレビなどの記者だけでなく、一定数のフォロワーを持つインフルエンサーに対しても取材許可を出すなど、機運醸成に努めている。しかし、来場者数の発表方法が逆にSNS上での批判を招いてしまっているのが実態である。
今後の対応が注目される
大阪府の吉村洋文知事は4月30日の記者会見で、「みんなで作るものだからAD(証の入場者)も含めて発表しようという趣旨だと聞いている。一般とADをごちゃまぜにしていたら違うと思うが、内訳を発表しているので問題ない」と語った。
しかし、あるエンタメ施設運営関係者は「イベントは会期後半に来場者が増えるのが通常で、万博の出足は決して悪くはない。しかしこのような数字を発表し続ければ、逆に評価を下げかねない」と警鐘を鳴らしている。
今後、協会が来場者数のカウント方法をどのように扱っていくのか、その対応が注目される。
- 協会は、スタッフや報道関係者を含めた人数を「来場者数」として発表しており、SNS上で「水増しだ」と批判が噴出している。
- 過去の万博では、来場者数のカウント方法に一貫性がなく、単純に比較することは難しい。
- SNS上では、来場者数のカウント方法に対して批判の声が相次いでいる。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。