2025-04-22 コメント投稿する ▼
公約2億円トイレ、まさかの使用禁止 大阪・関西万博の“象徴”がトラブルの象徴に
「2億円トイレ」が使用禁止に 万博の“象徴”が混乱の象徴に
2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博。その注目の的だったのが、話題性抜群の「2億円トイレ」だ。ところがこの“万博の顔”とも言える施設が、まさかの「使用禁止」処分。開幕初日から波紋を呼んでいる。
排水詰まりで初日から利用不可
開幕日に現地を訪れた来場者が驚いたのは、「使用禁止」と貼り紙がされたトイレだった。建設費が約2億円と報じられ、先進的なデザインと機能性を兼ね備えた“万博の象徴”として注目を集めていた施設だが、排水トラブルが発生。結果、使用初日から「トイレが使えない」という信じがたい事態に陥った。
SNSでは「これが2億円?」「税金の無駄遣い」といった声が飛び交い、事実上の“炎上状態”に。建築に期待を寄せていた来場者の落胆も大きい。
設計者が反論「正しく伝わっていない」
設計を担当したのは、若手建築家の米澤隆氏。彼は一連の批判に対し、「実際の建設費は約1.8億円で、移設・解体費などを含めて最終的に約2億円となった」と説明。さらに「単位面積あたりの費用は一般的な公共トイレとほぼ同等」であるとし、誤解が先行していることへの懸念を示した。
また、建築的にも開放感や景観に配慮し、将来的な再利用を前提とした設計である点を強調。設計者からすれば、単なる“豪華トイレ”ではなく「建築の力を社会に伝える試み」だった。
衛生面の配慮に疑問の声も
トイレを巡っては他にも問題が浮上。会場のトイレ全体にハンドドライヤーやペーパータオルが設置されておらず、「手を拭けない」「感染症対策はどうなっているのか」といった声が来場者からあがっている。
運営側は「SDGsへの配慮として紙の使用を控えた」「コロナ禍を踏まえ、ハンドドライヤーの導入を見送った」と説明するが、現地では説明不足が指摘され、困惑が広がっている。
高額トイレが象徴する“準備不足”
もともとこのトイレは、万博会場のデザイン性と機能性の象徴として期待されていた。しかし、肝心の開幕日から利用できないという失態に、運営体制そのものへの疑問の声が高まっている。
今回のトラブルは一過性のものではなく、他にもパビリオンの未完成や長時間の入場待ちなど問題が噴出。2億円トイレの“立ち往生”は、万博の準備の甘さを象徴する出来事として記憶されそうだ。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。