2025-04-14 コメント投稿する ▼
公約「世界最大の木造建築」で雨漏り発覚 大阪万博リングに早くも補修工事へ
象徴建築の"雨宿りスポット"に
13日の開幕当日、会場となっている大阪市此花区・夢洲では午後から風と雨が強まり、会場内の来場者たちはリングの下で雨を避ける姿が目立った。その中で一部から「屋根の継ぎ目から雨が垂れている」との指摘が相次ぎ、SNSにも雨漏りを疑う動画や写真が投稿された。
協会の担当者は14日、記者団に対し「業者に依頼して点検と応急処置を行う予定」と説明。「構造的な問題ではなく、対症療法的な補修で済む」との認識を示した。
世界最大級の木造建築に暗雲
大屋根リングは、全周約2キロ、建築面積は東京ドーム1個分を超える約6万1千平方メートルに及ぶ。使用された木材は国産ヒノキやスギ、さらには欧州産アカマツなど2万7千立方メートルにものぼる。設計を手がけたのは建築家・藤本壮介氏で、建物は「多様でありながら一体となる」理念を体現する構造だとされる。今年3月には「世界最大の木造建築物」としてギネス認定も受けた。
だが、完成からわずか1カ月足らずでの雨漏り発生に、「耐久性に問題があるのではないか」「これが日本の技術力なのか」と、ネット上では批判も広がっている。
護岸にも新たな懸念
さらに、リングの外周護岸にも問題が生じている。波の影響で土が削られ、内側約120メートル、外側で約480メートルにわたり浸食が進んでいることが分かった。協会は「安全性に影響はない」としているが、追加の砕石投入などで対応する方針だ。
「夢洲の未来」に向けて求められる信頼回復
開幕からわずか数日でシンボル施設に複数のトラブルが相次いでいる状況に、関係者の間でも緊張が高まっている。万博の成功は、今後の夢洲開発や大阪の成長戦略の鍵を握る。だからこそ、建築物の信頼性と管理体制の徹底が、今まさに問われている。
万博は10月13日まで続く。訪れる多くの人々の期待に応えるには、安全性と快適性の両立、そして透明性ある対応が何よりも求められている。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。