岸博幸氏が自民党から参院選出馬へ 経済政策の専門家が政界で改革を訴える

0 件のGood
1 件のBad

岸博幸氏が自民党から参院選出馬へ 経済政策の専門家が政界で改革を訴える

岸博幸氏、自民党から参院選出馬へ 経済再建の切り札となるか


自民党は6月6日、今夏に行われる参議院選挙の比例代表候補として、元経済産業官僚で慶應義塾大学大学院教授の岸博幸氏(62)ら3人の新人の公認を内定した。岸氏は菅義偉内閣で内閣官房参与を務めたほか、テレビやラジオで政権批判も辞さない鋭い論調を展開してきた人物として広く知られている。

今回の出馬は、長年「外」から政治と経済を監視してきた岸氏が、ついに「内」からの変革に乗り出すことを意味する。参議院の場を通じて、岸氏が掲げる「成長戦略」と「税制改革」がどこまで現実の政策に反映されていくのか注目が集まっている。

政権に忖度せず、経済と行政を斬ってきた論客


岸氏は東京大学法学部卒業後、旧通産省(現経済産業省)に入省。小泉純一郎政権時代には経済財政政策担当の補佐官も務め、いわば「構造改革の現場」を知る実務派である。官僚退官後は大学教授や評論家として活動し、テレビ番組などで財政政策・成長戦略に対して辛辣かつ論理的な解説を続けてきた。

とりわけ近年では、小泉進次郎農林水産相が進める米政策に関して、「場当たり的で責任の所在が不明確」と痛烈に批判。5月に出演したテレビ番組では、「農家に責任を押し付けるような制度では持続可能な農業は無理」と語り、現場軽視の農政に憤りを見せていた。

また、財政についても「増税頼みの社会保障改革では国民負担が限界に達する」と警告しており、政府とメディア双方に対して厳しい視線を向けてきた。

「外からの監視」から「中での変革」へ


今回の出馬について岸氏は、「これまで発信してきたことを、今度は国政の現場で実現したい」と語る。経済官僚としてのキャリアと、大学教授・メディア出演を通じた言論活動の経験を活かし、「日本の成長力を本気で取り戻す」と意気込む。

岸氏が政策課題として掲げるのは、まず第一に税制改革と企業活性化だ。現行の所得税・法人税体系については「国際競争力を阻害している」として、抜本的な再設計を訴えている。また、スタートアップ支援の法制化や、地方自治体との連携による規制緩和も視野に入れる。

さらに、教育投資の強化にも意欲を見せており、「経済成長と少子化対策は両立できる。教育の無償化は長期的な国力を支える投資だ」と述べている。

政界入りで問われる「実行力」


評論家や官僚とは異なり、政治家は「政策を語る」だけでなく「実行する責任」を負う。今回、自民党からの擁立という形で国政に挑む岸氏にとっても、この点は大きな試金石となる。

政権に厳しい立場をとってきた岸氏をあえて擁立した自民党側にも、政策立案機能の強化や世代交代への思惑があるとみられる。経済政策に関する岸氏の実績や知見が、党内でどこまで受け入れられるかは未知数だが、「外様」としての視点は、硬直化した政策論議に新風を吹き込む可能性がある。

岸氏は今回の出馬にあたり、「政党に迎合する気はない。あくまで政策実現を最優先する」と明言しており、党内でも一線を画す姿勢を崩していない。


* 自民党は比例代表で岸博幸氏の公認を内定
* 岸氏は元経産官僚・大学教授で、メディアでの辛口解説で知られる
* 小泉農政や増税路線に対して厳しい批判を展開してきた
* 出馬理由は「外からの批判」から「中での改革」への転換
* 税制改革、スタートアップ支援、教育無償化などを掲げる
* 政界で問われるのは、政策実現に向けた「実行力」


ネットの反応(X・Threadsなどから)


「岸さんが出馬ってマジか。官僚も評論家もやって、今度は政治家か。筋通ってる」
「政権に忖度しない人が政界に入るのは歓迎。自民に風穴開けてほしい」
「農政批判してた岸氏が、自民から出るのは意外。でも期待してる」
「岸さんの政策、具体性あって納得できる。選挙戦でも論戦してほしい」
「大学の授業で岸教授に習ったけど、リアルで信念ある人だった。頑張ってほしい」

コメント投稿する

2025-06-07 09:37:48(植村)

0 件のGood
1 件のBad

上記の岸博幸の活動をどう思いますか?

コメント投稿

コメントを投稿することができます。管理者の確認後公開されます。誹謗中傷・公序良俗に反する投稿は削除されます。

※サイト運営スタッフにより内容が確認後公開されます。24時間以内に確認されます。

関連する活動報告

GOOD/BAD評価

人気のある活動報告

オススメ書籍

日本の政治を採点する―2007年参議院選の公約検証

日本の政治を採点する―2007年参議院選の公約検証

日本の政策はなぜ機能しないのか? EBPMの導入と課題

日本の政策はなぜ機能しないのか? EBPMの導入と課題

「正しい政策」がないならどうすべきか: 政策のための哲学

「正しい政策」がないならどうすべきか: 政策のための哲学

リベラルとは何か-17世紀の自由主義から現代日本まで

リベラルとは何か-17世紀の自由主義から現代日本まで

岸博幸

新着記事

検索

政治家の名前検索、公約の検索が行えます。

ランキング

政治家や公約の各種ランキングを見ることができます。

ランダム評価

公約・政策がランダム表示され評価することができます。

選挙情報

今からの選挙・過去の選挙結果などが確認できます。

アンケート

当サイトで行っているアンケート・投票にご協力ください。

「先生の通信簿」は、議員や首長など政治家の公約・政策を「みんなで」まとめるサイトです。また、公約・政策に対しては、進捗度・達成度などを含めたご意見・評価を投稿することができます。

政治家や議員の方は、公約・政策を登録し有権者にアピールすることができます。また、日頃の活動報告も登録することができます。

選挙の際に各政治家の公約達成度や実行力など参考になれば幸いです。

※この情報は当サイトのユーザーによって書き込まれた内容になります。正確で詳しい情報は各政治家・政党のサイトなどでご確認ください。

X (Twitter)

標準偏差:20.35