2025-12-08 コメント投稿する ▼
平野雨龍氏が衆院選大分3区出馬表明、参院選23万票の実績で三つ巴戦へ
31歳の平野氏は、2025年7月の参議院議員選挙東京選挙区で無所属ながら23万5411票を獲得し大きな注目を集めたものの落選していました。 平野氏は政策として「国を守る」「暮らしを守る」「未来を守る」の3つの柱を掲げています。 未来を守る政策では教育改革に重点を置き、「精神の教育」として古事記や日本書紀による日本人としての誇りを育てる教育を提案しました。
会見では、先日発生した大分市佐賀関の火災被害者へのお見舞いを述べ、防災インフラの更新や消防体制の強化など国として取り組むべき課題の重要性を指摘しました。
平野氏は政治を志した原点として2019年の香港民主化運動での経験を挙げ、現地で催涙ガスを浴び、仲間が暴力を受ける中で「日本も決して他人事ではない」という危機感を強く抱いたと語りました。千葉県出身の平野氏は現在、中津市に移住し本格的な政治活動を開始しています。
「この人なら地域の声を国に届けてくれそう。若い女性だし期待している」
「無所属だからこそ、しがらみなく本当のことが言えるんじゃないかな」
「大分の現実を知って政治を変えてほしい。今の政治家は地元のことを分かっていない」
「外国資本の問題とか、もっと真剣に取り組んでもらいたい課題がたくさんある」
「参院選で23万票も取った実力があるなら、大分でも戦えるはず」
政策の3つの柱を掲げ国政への思い語る
平野氏は政策として「国を守る」「暮らしを守る」「未来を守る」の3つの柱を掲げています。国を守る政策では、スパイ防止法の制定、外国資本による土地買収の厳格な規制、情報戦・認知戦への防衛体制整備、入国管理・帰化制度の適正化などを挙げました。
暮らしを守る政策では、高齢者の移動支援、中山間地域の生活維持、農林水産業と中小企業の再生、観光と治安の両立、災害・インフラ対策などを提案しています。特に杵築市・日出町の土葬問題については「住民の理解と合意がないまま進む計画には反対」と明言し、住民の声を最優先とする姿勢を示しました。
教育改革と家族支援に重点
未来を守る政策では教育改革に重点を置き、「精神の教育」として古事記や日本書紀による日本人としての誇りを育てる教育を提案しました。「歴史の教育」では自虐でも美化でもない事実に基づく歴史教育を、「技術の教育」ではAIやデジタル技術を義務教育から体系的に学ぶ環境整備を掲げています。
家族支援については第一子からの保育料無償化、産後ケア、住宅支援など生活が本当に楽になる政策を進めるとしており、少子化を国家存続の問題として位置づけています。
激戦必至の大分3区情勢
大分県第3区には現在、自由民主党の岩屋毅氏(前外務大臣・10期目)と立憲民主党の小林華弥子氏(新人・元由布市議)が立候補を表明しており、三つ巴の激戦が予想されます。岩屋氏は防衛大臣や外務大臣を歴任し地元で強固な地盤を築いてきた一方、小林氏はエチオピア出身で地方自治の経験を武器に挑みます。
同選挙区は別府市、中津市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、国東市などを含む地域で、これまで岩屋氏が安定した勝利を重ねてきました。しかし平野氏は無所属として「誰の都合にも左右されず、国と地域の未来を最優先に判断する政治を貫く」と強調し、既存の政治構造への挑戦を掲げています。
地方から国政変革を目指す決意
平野氏は会見で「大分3区を歩いて痛感したのは、働き手不足、子育ての不安、政治への不信など切実な声の積み重ね」と語り、この地域を「日本全体の課題と希望が最も濃く存在する場所」と位置づけました。
「静かに衰退するのか、それともも一度立ち上がるのか」と問いかけ、「大分を守ることは日本の未来を守ること」として地方から国政変革を目指す強い意志を示しています。参議院選挙での23万票という実績を背景に、無所属候補として既存政党に挑む構図が注目を集めています。