2025-12-02 コメント投稿する ▼
パワハラ認定された伊東健吾吉野ケ里町長が3選出馬表明、元課長死亡問題で住民審判求める
佐賀県吉野ケ里町の伊東健吾町長(78歳)は12月2日、町議会本会議で2026年4月の町長選に3選を目指して立候補すると表明しました。 元課長への発言がパワハラと認定され、その課長が2024年11月に死亡した中での出馬表明となりました。
佐賀県吉野ケ里町の伊東健吾町長(78歳)は12月2日、町議会本会議で2026年4月の町長選に3選を目指して立候補すると表明しました。元課長への発言がパワハラと認定され、その課長が2024年11月に死亡した中での出馬表明となりました。
議会で住民審判を求める発言
伊東氏は議会答弁で「ここで辞めたらパワハラで辞めたということになる。審判で私が必要ないということなら辞める」と発言し、住民の審判を仰ぐ考えを示しました。元課長の死亡についても「私の不徳のいたすところで、心からおわび申し上げたい」と謝罪の言葉を述べる一方、「もっと配慮があったら良かった。仕事の精神で言ったつもりで、パワハラとは思っていません」と改めて主張しました。
「パワハラで辞めたら負けたことになるって、まだそんなこと言ってるの?」
「住民の審判って、もう十分すぎるほど問題あるって分かってるじゃん」
「第三者委員会がパワハラって認定したのに、まだ認めないの?呆れる」
「78歳でこの考え方って、時代遅れすぎて話にならない」
「こんな人がまた町長やるなんて、町民が可哀想だわ」
第三者委員会によるパワハラ認定の経緯
この問題は2024年4月、当時の財政協働課長だった男性が新庁舎建設の財政打ち合わせで、伊東町長から「俺が代えてやる」と強制的な配置転換ともとれる発言を受けました。男性は翌日から休職し、うつ病を発症しました。男性は同年11月に佐賀市の林道で倒れているのが見つかり死亡が確認されました。
町は当初、調査の結果パワハラに該当しないと判断していました。しかし、町区長会や町議会からの要望により、2025年4月30日に第三者委員会の設置が可決され、6月16日に初会合が開かれました。第三者委は16日、財政の問題を指摘した男性に町長が、「7月で代われ」「建設課に変わればいい」と発言したのは「報復的」としてパワハラにあたると認定しました。
対抗馬と今後の展開
町長選には新人の経営コンサルタント中堀博智氏(39歳)も立候補する意向を固めています。中堀氏は北九州市出身で立命館大学卒業。2010年にコンサルタント会社に就職し、2022年から妻の地元の吉野ケ里町で独立しており、「これまでに培った能力と若さで地方創生に取り組み、30年後も住み続けたい町にしたい」として地域ブランディングなどに力を入れる考えを示しています。
町長選は2026年4月7日告示、12日投開票の予定です。現職の伊東氏は1947年生まれで、神埼郡三田川町職員や町議会議長を経て、2018年に初当選、2022年に再選を果たしています。今回が3期目への挑戦となります。
町政への影響と住民の反応
町の区長会の多良正裕会長は、男性が亡くなった経緯と原因について調査を求める要望書を町議会に提出しており、「自分の意見を堂々と言って、是々非々でモノを言える環境になってもらわないと、この町としておかしくなると思ったので今回、行動に出た」とコメントしています。
パワハラ認定を受けて9月18日に行った記者会見で、伊東町長は自身の給与を3か月間、減給とする方針を明らかにしていました。しかし、今回の3選出馬表明により、町政運営への影響と住民の信頼回復が大きな焦点となっています。遺族は「第三者委員会がパワハラと認定した時は安堵はしていたものの、死亡とパワハラの因果関係がなぜはっきりしないのか腑に落ちないし、憤りを感じる」とコメントしており、町政の今後の方向性について住民の厳しい視線が注がれています。