2025-03-18 コメント投稿する ▼
はすみとしこ氏の敗訴確定 塩村あやか議員への名誉毀損で賠償命令
問題となった投稿内容
裁判で問題とされたのは、はすみ氏が2023年1月に自身のブログやX(旧Twitter)に投稿した漫画だ。この漫画には、塩村議員に似た女性国会議員のキャラクターが登場し、「『妊娠してしまった』とウソをついて相手から1500万円の慰謝料をもらった」などと発言する場面が描かれていた。さらに、「交際相手を恐喝し、高級車や手切れ金1000万円を得た」という内容も含まれていた。
裁判所は、これらの表現が塩村議員の社会的評価を著しく低下させるものであり、名誉毀損に当たると判断した。
東京地裁の判断
東京地裁は2024年2月、はすみ氏に対し、塩村議員へ88万円を支払うよう命じる判決を下した。この判決に対し、はすみ氏は控訴せず、3月中旬に判決が確定した。
はすみ氏の過去の裁判歴
はすみ氏が名誉毀損で訴えられるのは今回が初めてではない。2022年には、ジャーナリストの伊藤詩織さんを中傷する内容をSNSに投稿したとして訴えられ、東京高裁で110万円の賠償を命じられている。
SNS時代の名誉毀損
近年、SNSでの発言をめぐる名誉毀損裁判が相次いでいる。ネット上では発言の自由がある一方で、他者の名誉を傷つける投稿は法的責任を問われる可能性がある。特に、著名人や政治家を標的にした誤情報や中傷は、裁判に発展するケースが増えている。
今後の影響
今回の判決確定は、SNS上での表現が名誉毀損と認められる可能性があることを改めて示した。影響力のある人物だけでなく、一般のユーザーも、発言が法的責任を伴うことを意識する必要があるだろう。
- はすみとしこ氏が塩村あやか議員への名誉毀損で88万円の賠償命令
- 問題となったのは、ブログやXに投稿された漫画
- はすみ氏が控訴せず、判決が確定
- 過去にも伊藤詩織さんへの名誉毀損で賠償命令を受けた
- SNS上での発言の責任が問われるケースが増加