2025-05-25 コメント投稿する ▼
山添拓氏、京都で農政転換を熱弁「減反から増産へ」消費税減税も訴え
山添拓氏、京都で農政転換を強く訴え
参院選を前に、日本共産党の山添拓政策委員長(参院議員)は5月25日、京都府北部の与謝野町と舞鶴市で演説会を開き、農業政策の見直しと経済対策の必要性を力強く語った。井上哲士氏(参院比例区予定候補)と倉林明子氏(京都選挙区予定候補)も参加し、それぞれの立場から市民に訴えかけた。
与謝野町では400人、舞鶴市でも380人が集まり、参加者の関心の高さがうかがえた。演説会では、地域の農業の課題から、社会保障、消費税問題まで幅広く論点が語られた。
「米価下落」は政治の責任 農政の大転換を訴える
山添氏はまず、農相の不用意な発言をきっかけとした米価問題に言及。「政府関係者が“米を買ったことがない”などと言っているようでは、国の農政が成り立たない」と指摘。さらに、「総理は『5キロ3000円』、新しい農相は『2000円』などと軽々しく言うが、実際の価格は政治の仕組み次第。必要なのは、減反政策からの脱却と、食料自給率を高めるための増産支援だ」と語り、農政そのものの転換を強く求めた。
また、舞鶴市で農業法人関係者が発言した「加工用米の補助金制度の不備により、代替として食用米を納品させられ、不足すると罰金」という事例についても言及。この問題に対して倉林氏が国会で改善を働きかけ、実際に是正が実現したことを取り上げ、「現場の声を反映する議席が必要だ」と強調した。
財源に裏付けある「消費税減税」政策
経済政策において山添氏は、「消費税を下げることで、家計の負担を直ちに軽減できる」と語ったうえで、大企業や高所得層に応分の税負担を求めることで、減税の財源を確保する現実的な構想を紹介。「絵空事ではなく、現場に根差した提案を行っているのが日本共産党だ」と力を込めた。
議案提案権を維持するための「5議席確保」
井上哲士氏は、自身が国会での質問回数や活動実績を評価され、「三ツ星議員」に認定されたことを紹介。「参院で議案を提案するには11議席が必要。私たちが政策提案をし続けられるのはこの力があるから。今度の選挙では、何としても比例で5議席を確保し、国民の声を政治に届けたい」と訴えた。
市民の反応、SNS上でも多くの共感
山添氏らの訴えに対して、SNS上でも共感の声が多く寄せられている。
「米価を政治が動かしているという視点、大事だと思う」
「山添さんの話はいつも論理的。共産党の農政は現実的だ」
「倉林さんの実績、こういう具体的な行動が政治家には必要」
「消費税減税に本気なのは共産党だけでは? 他党も見習うべき」
「質問回数や実績で評価されてるって、ちゃんと仕事してる証拠だね」
選挙戦が本格化する中、山添氏をはじめとした共産党候補者の主張が、農業や生活の現場でどれほど支持を得られるかが、今後の動向を占う鍵となりそうだ。