2025-05-08 コメント投稿する ▼
山添拓議員、インドとの軍事協力を厳しく批判 日本政府の武器輸出姿勢に疑問
インドとの軍事協力、山添議員が政府に強く批判
日本共産党の山添拓参院議員は8日の参院外交防衛委員会で、インドがパキスタンに対して実施した軍事作戦に関連し、日本政府がインドとの軍事協力を強化する姿勢を厳しく批判した。山添氏は、インドとパキスタンという両国が核保有国である点を指摘し、「緊張が高まれば、制御不能な衝突につながる恐れがある」と警鐘を鳴らした。
山添氏は、インドが4月22日にカシミール地方で発生したテロ事件を理由に、パキスタン領内の拠点を攻撃したことに言及し、「報復攻撃は国連憲章および国際法に照らしても正当化されるものではない」と述べた。また、国連のグテレス事務総長も軍事衝突の回避を呼びかけていることを引用し、両国に自制を求めた。
日印防衛協力の背景と中谷防衛相の姿勢
山添氏はさらに、インドで5日に行われた中谷元防衛相とシン国防相の会談に言及。ここでは日印間の防衛協力を強化し、協議体の新設が合意されたことが確認されている。日本側は、インドに対する防衛技術の提供や共同訓練の拡大も視野に入れており、この動きは日本の武器輸出指針の緩和を受けたものであることが示唆されている。
中谷防衛相は委員会で、「防衛面での協力をさらに強化していく」と明言し、日本の防衛技術がインドの軍事力向上に貢献することを示唆した。これに対し山添氏は、「テロへの報復で軍事力を行使するインドとの協力は、日本が“死の商人国家”と呼ばれてもおかしくない」と批判を強めた。
武器輸出と日本の憲法の矛盾
山添氏は、今回の事例が日本の憲法と軍事政策の矛盾を浮き彫りにしていると指摘。特に、日本政府が武器輸出を通じて経済成長を目指す姿勢を「憲法の精神をじゅうりんする行為」と批判し、「平和国家としての立場を貫くべきだ」と強調した。
ネットの反応:賛否両論が広がる
「インドとの軍事協力強化、本当にこれで良いのか?」
「日本が武器を輸出するなんて憲法違反じゃないの?」
「山添議員の指摘は正しい。政府は国際法を尊重すべきだ」
「核保有国同士の対立に日本が関与するのはリスクが高すぎる」
「日本の安全保障はどう守るのか?批判するだけでは解決しない」
* 山添拓議員は、インドとパキスタンの軍事衝突を受け、日本政府の対応を批判。
* 中谷元防衛相はインドとの防衛協力強化を確認し、武器輸出も視野に。
* 山添氏は、武器輸出での経済成長を目指す姿勢を「憲法じゅうりん」と非難。