2025-03-14 コメント投稿する ▼
文科相、島根県知事の批判に反論 中教審委員人事を巡る対立
■批判の背景
阿部文科相が任命した新しい中教審委員の中に、過去に国立大学の授業料値上げを提言した慶応義塾大学の伊藤公平学長が含まれていました。丸山知事は12日の記者会見で、「授業料を引き上げる宣言をしているようなものだ。これでは国民は子どもを持つことに消極的になり、文科相は国賊だ」と強く非難しました。
■阿部文科相の反論
これに対して、阿部文科相は会見で「強い言葉だったが、私は審議会の委員には様々な立場の学長に参加してもらい、全体のバランスを見て人選を行った」と説明しました。特に、国公私立大学の学長や都市部、地方の大学がバランスよく参加できるよう配慮したとのことです。
■背景と今後の影響
中教審は教育政策全般に大きな影響を与える機関であり、その委員人事は教育現場における方向性を左右する重要な意味を持ちます。伊藤氏は高等教育の改革や財政問題に積極的に関与してきた人物であり、今回の任命がどのような影響を及ぼすかは、今後の教育政策を考える上で注目されるポイントです。