2025-01-07 コメント投稿する ▼
課題ばかり押し付けられる日中関係:得るものなき外交の代償
尖閣諸島周辺での中国軍の活動や、福島処理水を巡る水産物輸入禁止措置に抗議したものの、中国側からの具体的な譲歩や改善の約束は得られませんでした。
さらに、日本側は中国人観光客向けの10年間有効な観光ビザ新設を発表し、ビザ発給要件を緩和するなど、実質的な「土産」を提供する形となりました。
これに対し、中国側は日本人企業社員の拘束やスパイ容疑による締め付けを続け、透明性の欠如した対応を取っています。
加えて、東シナ海での挑発行為や国内外での圧力は、日中関係の改善どころか新たな不安を煽るばかりです。こうした状況下での日本政府の対応は、あたかも中国に迎合するようにも映り、国益が守られているとは言い難いものです。
中国は日米の分断を狙い、日本の弱みにつけ込もうとしている可能性があります。今こそ、表面的な対話ではなく、強固な姿勢で自国の利益を守る外交戦略が求められています。得るものがない外交を続けるべきではありません。