岩屋毅外相「日本は国策を誤った時期がある」「村山談話と河野談話を継承する」

中国を訪問中の岩屋毅外相が東京での取材で、「日本は国策を誤った時期があった」と発言し、これが中国のSNS・微博で注目を集めています。

岩屋外相は、日中国交回復に貢献した田中角栄元首相の考えを引き継ぐべきだとし、歴史問題に関して日本は過去の談話をしっかり継承していくべきだと述べました。

さらに、「一時期日本は国策を誤った」とし、二度と同じ過ちを繰り返さないよう平和国家として歩み続ける決意を示しました。

質問に対しては、村山談話と河野談話を継承すると明言しました。岩屋外相はまた、日中間の反日感情や嫌中感情の解消が必要であると強調し、中国は日本にとって重要な隣国であることを重視する意向を表明しました。

中国のネットユーザーからは賛否両論の声が上がっています。一部は「言葉より行動が重要」と厳しい見解を示す一方で、発言を評価する声も多く、特に「日本政府が過去を誤りと認めたのは異例であり、良い兆しだ」とのコメントが見受けられました。

日中関係の改善を望む声も多く、両国の平和的な共存を期待する意見も多く寄せられています。