2025-06-06 コメント投稿する ▼
日伊ACSA承認で防衛協力強化 次期戦闘機開発GCAPへの影響とは
日伊ACSA、参院本会議で承認 防衛協力の新たな一歩
2025年6月6日、参議院本会議において、自衛隊とイタリア軍との間で物品や役務を相互に提供する「物品役務相互提供協定(ACSA)」が賛成多数で承認された。これにより、日本とイタリアの防衛協力は新たな段階へと進むこととなる。
協定の概要と意義
ACSAは、自衛隊とイタリア軍が、訓練や災害対応などの際に、食料、燃料、輸送などの物品や役務を相互に提供する際の手続きを定めた協定である。これにより、両国の軍隊は、共同活動を円滑かつ迅速に行うことが可能となる。
日本はこれまでに、アメリカ、オーストラリア、インドなど7か国と同様の協定を締結しており、イタリアは8か国目となる。今回の協定締結により、日伊間の防衛協力が一層深化することが期待されている。
次期戦闘機共同開発「GCAP」への影響
日本、イギリス、イタリアの3か国は、次世代戦闘機の共同開発プロジェクト「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」を進めている。GCAPは、2035年までの配備を目指し、各国の防衛産業が連携して開発を進めている。
今回のACSA締結により、日伊間の防衛協力が強化され、GCAPの進展にも好影響を与えると見られている。特に、物品や役務の相互提供が円滑に行えるようになることで、共同開発や訓練の効率化が期待される。
ネットユーザーの反応
「日本とイタリアの防衛協力が進むのは良いこと。GCAPの成功にもつながるといいな。」
「ACSAって具体的に何が変わるの?もう少し詳しく知りたい。」
「イタリアと協力することで、ヨーロッパとの関係も深まるね。」
「GCAPの進展が楽しみ。2035年の配備が待ち遠しい。」
「防衛協力が進むのは良いけど、透明性も大事だと思う。」
ACSAの発効には、イタリア側の国内手続きが完了し、公文の交換が行われる必要がある。外務省は、これらの手続きが円滑に進むよう、引き続き対応していく方針である。
また、GCAPの進展に伴い、日伊間の防衛協力はさらに深化することが予想される。今後の両国の連携強化に注目が集まる。