2025-03-12 コメント投稿する ▼
日米外相、カナダで会談へ 関税措置除外を巡る交渉
■関税措置と日本への影響
トランプ政権は、3月12日に鉄鋼とアルミニウムに関する新たな関税措置を発動すると発表しています。この措置が日本を含む主要国に適用される可能性が高い中、岩屋外相はカナダでの会談を通じて、日本がその対象外となるよう強く働きかける方針を示しています。
■これまでの経緯と今後の展開
岩屋外相は、これまでにも日本を関税措置から除外するための交渉を重ねてきました。11日の記者会見では、過去に経済産業省の武藤容治大臣が米国商務省と除外について協議したものの、期待した成果は得られなかったと振り返り、今後も粘り強く交渉を続ける姿勢を強調しました。
また、今回のカナダ滞在中に行われるルビオ長官との会談では、日米同盟の強化や、両国の協力を深めるための具体的な方策についても意見交換する予定です。
■日米外相の異例の頻度での会談
ルビオ長官と岩屋外相が個別に顔を合わせるのは、1月に続き3回目となります。これはトランプ政権発足後としては異例の頻度であり、両国の外交関係の重要性を示しているといえます。今回の会談を通じて、経済関係や安全保障の分野で更なる協力が確認されることが期待されています。
日本は、関税措置を巡る懸念に加え、貿易や安全保障の面でも米国との関係強化を進める必要があります。今後、日米間での連携がさらに深まることで、国際社会における日本の立場強化に繋がることが期待されます。