2025-07-08 コメント投稿する ▼
横浜市がスタートアップの海外進出を支援 シンガポール展示会「SWITCH」参加企業を募集
横浜発スタートアップ、世界へ 市がシンガポール展示会「SWITCH」出展を支援
横浜市が、地元スタートアップの海外進出を本格的に後押しする。山中竹春市長のもと、同市はシンガポールで開催される国際展示会「SWITCH(Singapore Week of Innovation and Technology)」に出展するスタートアップ企業の募集を開始した。これは、市が掲げる「TECH&GLOBAL」戦略の一環であり、成長力あるテック系スタートアップの海外展開を支援する新たな一手といえる。
横浜から世界へ TECH HUB YOKOHAMAを中核に支援
このプロジェクトの中核にあるのが、横浜市のスタートアップ支援拠点「TECH HUB YOKOHAMA」だ。同拠点は、特に技術力に強みを持つ企業に対して、資金面・人材面・ネットワーク面での支援を行ってきた。今回のシンガポール出展支援も、まさにその延長線上にある。
横浜市が定める今回の応募要件は、以下の通り。
* 横浜市内に拠点を持つスタートアップであること
* 法人設立15年以内
* TECH HUB YOKOHAMAのスタートアップメンバーに登録済みであること
* 海外市場への関心と展望を有していること
また、対象業種は、ロボティクス、電子機器、半導体、量子、バイオテクノロジー、医療機器、新素材、エネルギー、環境、航空、宇宙、モビリティ、GX(グリーントランスフォーメーション)など、ハードテクノロジー全般と、これらに関連するAI技術が中心となる。
「ついに横浜からも本格的なグローバル支援が来たか」
「こういう支援は東京だけじゃなくて、地方都市にも広がるべき」
「選ばれる企業がちゃんと技術力あるといいけどね」
「シンガポールは東南アジア展開の起点にはベストな選択」
「ただの視察じゃなく、ちゃんと成果に結びつく制度であってほしい」
SWITCHはアジアの“イノベーション見本市”
SWITCHは、シンガポール政府が後押しする国際的なイノベーション展示会であり、アジア中のスタートアップ、大企業、投資家、研究機関が集結する場だ。各国政府も多く参加しており、日本の自治体としては横浜市が積極的に関与する数少ない例となる。
この出展を通じて、参加企業は現地のパートナーや資金提供者とつながる可能性を得るだけでなく、海外市場のリアルなニーズを体感できる。「展示会で名刺を配るだけ」ではなく、ピッチイベントや個別商談といった、成果に直結しやすい機会も設けられている。
審査においては、「技術の革新性」「海外市場の潜在性」「ビジネスモデルの妥当性」「海外展開の具体的計画」などが厳しく評価される見込みであり、単なる意欲だけでなく、実行力や市場理解も求められる。
地場産業だけに頼らない、成長都市・横浜の未来像
これまでの横浜市といえば、自動車産業や港湾を中心とした「伝統的産業都市」のイメージが強かった。しかし今回の施策は、次世代型産業を都市の柱に育てようという本気度が伺える取り組みだ。
横浜は、地理的にも羽田・成田の両空港に近く、東アジア全体とつながる物流・人材・情報ネットワークを構築する好立地にある。さらに、高度人材や研究拠点も点在し、スタートアップにとっては「隠れたポテンシャルの高い都市」と評価されつつある。
「横浜でスタートアップとかちょっと意外。でも応援したい」
「東京一極集中じゃない動きが見えてきてちょっと希望」
「市がここまでやってくれるなら、起業の地に横浜を選ぶのもあり」
「地元ベンチャーが世界へ羽ばたく日が見たい」
今後、こうした支援が横浜市内の他のスタートアップにも波及し、さらに強い起業エコシステムを構築していけるかが注目される。グローバル展開を目指す企業にとっては、今がまさに大きな飛躍のチャンスとなるだろう。