2025-04-29 コメント: 1件 ▼
中国に輸入規制撤廃を要請 日中友好議連が趙楽際氏と会談「懸案を減らし信頼回復を」
日中議連、懸案解決へ中国高官と会談
超党派の日中友好議員連盟(会長・森山裕自民党幹事長)は4月29日、中国・北京の人民大会堂で中国共産党序列3位の趙楽際・全国人民代表大会常務委員長と会談した。会談では、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に伴う日本産水産物の輸入規制の早期撤廃や、中国によるレアアースの輸出管理に対する懸念が伝えられた。
森山氏は会談後、記者団に対し「国民の理解と支持を得るには懸案を一つでも減らし、進展を示していくことが重要だ」と述べ、日中間の懸案解決の必要性を強調した。
東シナ海情勢や日本人拘束問題も議題に
会談では、尖閣諸島を含む東シナ海の情勢や、中国における日本人の拘束問題、安心・安全の確保についても議論された。森山氏は中国側に対し、これらの問題への対応を求めた。
趙氏は、日本産水産物や牛肉、コメの輸入規制問題について「日本側の高い関心はよく承知している」と述べ、「関係部門の間で前向きなやり取りが行われている」と説明した。
自由貿易体制の維持と中国の責任を強調
森山氏は、トランプ米政権の関税措置に関する中国側の立場説明を受け、「ルールに基づく自由で開かれた多角的貿易体制を重視する姿勢は変わらない」と述べた。また、「中国にも経済大国にふさわしい責任を果たしてほしい」と求めた。
パンダ貸与の要請も
森山氏は、ジャイアントパンダについて「パンダは日本国民に大変親しまれている」と述べ、新規の貸与を要請した。
ネットユーザーの反応
「懸案を減らすことが重要」という言葉には共感するが、具体的な成果が見えるまで安心できない。
パンダの貸与要請も大事だけど、まずは日本人の安全確保を最優先にしてほしい。
中国側が「前向きなやり取り」と言っても、実際の行動が伴わなければ意味がない。
自由貿易体制の維持は重要。中国にも責任ある行動を期待したい。
- 日中友好議員連盟が中国高官と会談し、懸案解決を要請
- 日本産水産物の輸入規制撤廃やレアアース輸出管理に懸念を表明
- 東シナ海情勢や日本人拘束問題についても対応を求める
- 自由貿易体制の維持と中国の責任ある行動を強調
- ジャイアントパンダの新規貸与を要請