2025-02-05 コメント投稿する ▼
神戸市、全小学校高学年にフッ化物洗口液配布 虫歯予防を強化
フッ化物洗口の効果と方法
フッ化物洗口は、歯のエナメル質を強化し、初期の虫歯を修復する効果がある。具体的には、週1回1分間のうがいを行うことで、最大80%の虫歯予防が期待できる。方法としては、フッ化物洗口液を口に含み、1分間ブクブクうがいを行い、その後30分間は飲食や歯磨きを避けることが推奨されている。
新潟県の取り組みと成果
新潟県では長年にわたり、学校でのフッ化物洗口を推進してきた結果、12歳児の虫歯数が全国で最も少ない状況が続いている。具体的なデータとして、新潟県の12歳児の虫歯保有数は全国平均を大きく下回っており、フッ化物洗口の効果が実証されている。
神戸市の取り組みと今後の展開
神戸市では、2024年度からモデル事業として、特定の小学校でフッ化物洗口を実施してきた。その結果、虫歯予防において一定の効果が確認されており、2025年度からは全ての小学校高学年にフッ化物洗口液を配布することとなった。さらに、虫歯率が高い小学校5校を選定し、1年生を対象に始業前の洗口液を使ったうがいを実施する予定だ。これにより、歯の健康格差の是正を目指している。
フッ化物洗口の安全性と併用
フッ化物洗口は、適切な使用方法を守れば安全であり、フッ化物塗布やフッ化物配合歯磨き剤との併用も可能だ。過剰摂取による健康リスクは極めて低く、安心して実施できる。