2025-02-19 コメント投稿する ▼
黒川敦彦氏、千葉県知事選に出馬表明 企業誘致と既得権益打破を訴え
黒川敦彦氏、千葉県知事選に立候補
千葉県知事選(2月27日告示、3月16日投開票)が近づく中、政治団体「つばさの党」代表の黒川敦彦氏(46)が19日、県庁で記者会見を開き、知事選への出馬を正式に表明した。黒川氏は、別に設立した政治団体「政治団体Q」の公認を受けて立候補すると明言し、その主張を強調した。
知事就任後の計画
黒川氏は知事に就任した場合、米国を代表するIT企業7社(通称「マグ7」)の時価総額を超える企業の本社を千葉県内に設立するという壮大な計画を発表した。これにより千葉を経済的に活性化させる意図を示しており、注目を集めている。
既得権益の打破と誹謗中傷防止
黒川氏は、既存の政党や既得権益に対する打破を掲げ、さらに「つばさの党はこれから凸(押しかけ)をやめる」と宣言した。選挙戦での誹謗中傷を避ける姿勢も強調し、誠実な政治を目指す姿勢を打ち出した。
立花孝志氏との関係
また、出馬を表明している「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)についても言及。黒川氏は、もし自身に投票しない場合には、立花氏への投票を呼びかける考えを示した。
選挙妨害事件で公判中
黒川氏は、昨年4月の衆院東京15区補欠選挙での選挙妨害事件により、公職選挙法違反(自由妨害)で起訴され、公判が続いている。12月には保釈が認められたものの、その後も裁判は進行中で、選挙戦にどのような影響が出るかが注目されている。
知事選の他の候補者
今回の知事選には、現職の熊谷俊人氏(47)が再選を目指して出馬を表明しており、共産党が推薦するジャーナリストの小倉正行氏(72)や元船橋市議の門田正則氏(77)も候補者に名を連ねている。これからの選挙戦は、各候補者の政策やアピールポイントを巡る激しい戦いとなりそうだ。