2025-07-11 コメント投稿する ▼
山本太郎氏「移民推進団は大噓」参政党に強く反論
れいわ代表、移民政策を巡る“デマ”に激怒
れいわ新選組の山本太郎代表が11日、大阪市・JR京橋駅前で行った街頭演説で、参政党を名指しし「れいわは移民推進団などではない。完全な大噓だ」と強く反論した。SNS上で「れいわは移民政策を支持している」という誤情報が広まっていることに対し、事実を正す姿勢を鮮明にした。
山本氏によれば、こうした誤情報の発端は、参政党の神谷宗幣代表がリポストした第三者の投稿。東京都議選の最中に拡散されたもので、れいわが「外国人移民推進勢力」であるかのような印象を与えるものだった。
演説中、聴衆からの「デマにどう対応するのか」という質問に対し、山本氏は「移民推進団とされているが大噓。れいわは公式に『移民政策には反対』と公約に掲げている」と強調。「参政党がストレートにそうした誤情報をばらまいている」と非難した。
「参政党って保守ぶってるけど、やってることが姑息すぎる」
「山本太郎が怒るのも分かる。デマ流すのは卑怯」
「移民問題を本気で考えるならまずは事実を踏まえるべき」
「デマで対立煽って何がしたいんだよ…」
「れいわ支持じゃないけど、こういうのは正すべき」
「安価な労働力に頼るな」構造批判も展開
山本氏は、なぜ移民政策に反対するのかという理由も丁寧に説明した。
「農業や介護などで人手不足が叫ばれているが、それを外国人労働者の低賃金で埋めるという発想自体が間違っている。そんなことをすれば業界全体の賃金は上がらず、労働環境の改善も進まない」と指摘した。
また、技能実習制度についても「実態は安価な労働力を海外から引っ張ってきて、現場に押し込む仕組みにすぎない。これは外国の人たちに対しても、あまりに失礼だ」と厳しく批判。単なる反移民論ではなく、構造的な労働問題への視点を含めた政策論として展開した。
「低賃金前提で制度作るのがもう間違ってる」
「技能実習制度って本当に奴隷労働みたいでイヤだ」
「農業も介護も、労働環境を改善すれば日本人もやる」
「外国人を使い捨てにする制度じゃなく、まともな雇用を」
「太郎の話はポピュリズムだけど、ここは的を射てると思う」
参政党との路線対立が顕在化
参政党は保守的な言説を掲げつつも、国民への経済支援や教育改革を訴え支持を広げている。しかし今回、れいわを「移民推進勢力」とレッテル貼りする形で誤情報を流したとされる件については、ネット上でも批判的な声が多い。
これに対し、山本氏は「政党間の政策論争は歓迎するが、根拠のないデマや印象操作は民主主義にとって有害だ」と語った。
れいわは、公約でも「移民政策に反対」を明記しており、「まずは日本の労働環境を改善し、若者や中年層が安心して働ける社会をつくるべきだ」と主張している。現場の困窮を放置したまま外国人頼みにする政策には「労働者全体にとって逆効果だ」との立場だ。
今回の件は、選挙期間中における「SNS戦略」のあり方や、「情報リテラシーの責任」を巡る新たな論点を浮き彫りにしたと言えるだろう。