2025-06-02 コメント投稿する ▼
山本太郎氏「これは言論弾圧」 立民がパネル使用を拒否し波紋広がる
山本太郎氏、参院委でパネル使用禁止に強く抗議「これは言論弾圧だ」
れいわ新選組の山本太郎代表が、国会での「資料パネル使用禁止」措置に対し、2日の参院予算委員会で異議を唱えた。山本氏は、物価高と長期経済停滞の打開に向け、消費税の廃止を訴えてきた。今回はその主張を裏付けるために用意したパネル資料が、立憲民主党の意向で再び使用を拒まれたことから、「これは不当な言論弾圧だ」と強い語気で非難した。
山本氏は、「資料の見出しは新聞各紙の表現とほとんど変わらない」と主張し、「印象操作とみなして使用禁止にするのは、もはや情報統制だ」と指摘。さらに「自民党でもここまで露骨な排除はしない」と、立民の姿勢に怒りをぶつけた。
「中間層は崩壊した」山本氏、30年の衰退に警鐘
同日の質疑では、日本経済の疲弊についても強い懸念を表明。「この30年で中間層は崩壊し、貧困が拡大している」と訴え、「このままでは“失われた30年”が“40年”になってしまう」と危機感をにじませた。石破首相に対しては、「付加価値型の経済に転換する覚悟はあるのか」と問いただした。
消費税議論、他党の消極姿勢に疑問
山本氏はまた、衆院選で多くの政党が消費税減税を公約に掲げていたにもかかわらず、実際にはその後の国会質疑でほとんど触れられていないと批判。「選挙時だけ都合よく主張し、終われば黙り。これは有権者への裏切りではないか」と語った。
さらに、近づく参院選を前に「急に減税を口にし始めた各党の姿勢」にも疑念を示し、「だからこそ政策比較が必要だ」とパネル使用の正当性を重ねて訴えた。
「ここは政府に質問する場」は詭弁と反論
立憲民主党側が「委員会は政府に対する質疑の場。他党批判は認められない」としてパネル使用を拒否した点についても、山本氏は「比較や批判を通じて政策の質を高めるのが議員の責務だ。野党の間でも政策の妥当性を問うべきだ」と反論。
委員会では、立民の野田佳彦氏が書いた消費減税に関するブログをパネル化した資料まで禁止されたとして、「野田さん自身の言葉が使えないとはどういう了見か」と強く疑問を呈した。山本氏は、「議論を封じる判断が一部理事の感情で行われている」として、鶴保委員長に対し立民理事からの謝罪とパネルの使用許可を求めた。
ネットユーザーの声
XやFacebookでは、山本氏の姿勢に対し共感と応援の声が相次いだ。
「言論の自由を守ってくれてありがとう。山本さんしか言えない」
「立民のやり方には正直ガッカリ」
「新聞記事すら使えないなんて、国会どうなってんの?」
「政策の比較すら許されないなら、何のための国会?」
「山本氏の発言、ぐうの音も出ない正論だと思う」