2025-12-01 コメント投稿する ▼
れいわ新選組代表選が5人戦の異例展開、山本太郎氏に八幡愛氏ら挑戦、高校生候補者も話題
れいわ新選組の代表選が12月1日に告示され、現職の山本太郎氏(51)に対し、八幡愛衆議院議員(38)、阪口直人衆議院議員(62)、ボランティアの青柳光亮氏、高校生の篠原一騎氏の計5人が立候補しました。 私が出ることで愛を感じてもらいたい」と述べ、「永田町で一番身近な党首になりたい」と意気込みを語りました。 今回の代表選で最も話題となっているのが、現役高校生の篠原一騎氏の立候補です。
れいわ新選組代表選が異例の5人戦
山本太郎氏に八幡愛氏ら挑戦、高校生も立候補で注目の戦いに
れいわ新選組の代表選が12月1日に告示され、現職の山本太郎氏(51)に対し、八幡愛衆議院議員(38)、阪口直人衆議院議員(62)、ボランティアの青柳光亮氏、高校生の篠原一騎氏の計5人が立候補しました。12月8日の投開票で新代表が決まります。
この代表選は2019年の結党以来2回目で、前回の2022年は3陣営による争いでした。今回は高校生という被選挙権を持たない人物が立候補するなど、異例の展開となっています。国会議員1人以上の推薦があれば党員でなくても立候補でき、党として開かれた組織運営を象徴する選挙制度を採用しています。
八幡愛氏が「愛の政治」を訴える
最も注目される対抗馬は八幡愛氏です。1987年生まれの38歳で、2024年衆院選で初当選した新人議員ながら、2020年の参院選から立候補している古参メンバーでもあります。元タレントで防災士の資格も持つ異色の経歴です。
八幡氏は会見で「山本代表の一番弟子だと勝手に思っている。この国に必要なのは愛とお金。今打ち出すべきは愛の部分。私が出ることで愛を感じてもらいたい」と述べ、「永田町で一番身近な党首になりたい」と意気込みを語りました。
「もう山本屋とは言わせない。れいわは山本太郎だけの党じゃない」
「経済政策の次は愛が必要。今の政治には愛が足りない」
「生きているだけで素晴らしいという理念を体現したい」
「若い女性の声を政治に届けたい」
「災害対応や社会保障で現場に寄り添う政治を実現したい」
推薦人は木村英子参議院議員が務めています。八幡氏の母親は尼崎市議会議員のやはたオカン(本名:八幡さゆり)氏で、親子そろって政治活動を続けていることでも知られています。
阪口直人氏が組織改革を主張
阪口直人氏は自薦で立候補しました。1963年生まれの62歳で、早稲田大学教育学部卒業後、キヤノン勤務を経て国連ボランティアとしてカンボジアで活動した経験を持ちます。2009年に民主党から初当選し、立憲民主党を経て2023年にれいわ新選組に入党しました。
阪口氏は会見で「大谷翔平も二刀流まで。山本太郎はエースで、4番で、監督までしている。さすがに負担は大きい。私はオールれいわで先頭に立ちたい」と述べ、組織運営の効率化や権限分散を主張しています。
同氏は「ボランティアや地方議員の力を最大限発揮する体制に変えたい」として、現在の山本氏に集中する権限を分散し、より多くの人が活躍できる組織作りを目指すとしています。
高校生候補者が異色の挑戦
今回の代表選で最も話題となっているのが、現役高校生の篠原一騎氏の立候補です。被選挙権を持たない人物の党代表への立候補は極めて異例で、れいわ新選組の開放的な組織運営を象徴しています。
篠原氏は「こんな若者が立候補して大丈夫なのか。最も国民に開かれた政党がれいわで、立候補できていることがその証拠」と述べ、「一体となってチームれいわを再構築する必要がある。育ててもらいたい」と訴えました。推薦人は大島九州男参議院議員です。
一方、山本太郎氏は再選を目指して「2回目の代表選で感慨深い。議論を深めていくのが楽しみ。生きているだけで価値のある社会をつくる。この6年、れいわは確実に前進してきた。もう1期、私の人生をかけて取り組ませてもらいたい」と意気込みを示しています。
投票は国会議員15人が1人1票、地方議員や首長、予定候補者ら79人とオーナーズ会員6950人がそれぞれ7票を得票数で按分し、フレンズ会員2万9873人で1票を決める仕組みです。有効票の過半数で当選となり、党の今後の方向性を決める重要な選択となります。