2025-06-07 コメント: 1件 ▼
「古古古米をニワトリに?」発言に和田政宗氏が猛反発 備蓄米制度めぐり原口一博氏に事実誤認の指摘
「立憲・原口一博議員の演説は明確な間違い」
「古古古米は令和3年産。あと1年経たないと飼料米で放出されない」
「ニワトリが食べている?備蓄米保管の倉庫業を冒涜する発言だ」
和田氏は、原口氏が街頭演説の中で「古古古米をニワトリが食べている」などと発言したと報じられていることに対して、「そもそも令和3年産の米が“古古古米”とされるには時期尚早であり、飼料米としての放出もまだ先の話だ」と強調した。
実際、農林水産省の資料によれば、政府備蓄米は通常、3年の保管期間を経てから用途を見直し、「加工用」「飼料用」「海外援助用」などに転用される。したがって、令和3年産の米が飼料に供されるのは2025年度以降になるのが通例だ。
また、読売新聞の報道では、原口議員が「新米のように食べたら危ない」と発言したともされており、これに対して和田氏は、「備蓄米の品質管理に従事する倉庫業者や行政の努力を否定するかのような内容だ」と問題視している。
和田氏は特に、「備蓄米の保管現場に対する侮辱だ」として、原口氏の発言に対する訂正や説明を求める姿勢を示している。
備蓄米は日本の食料安全保障を支える重要な制度であり、その保管には温度・湿度・害虫管理など、厳格な品質管理が求められている。実際には、人が食べても問題のない品質が保たれたまま、需要調整の観点から飼料に回されることもある。
政治家の発言がこうした制度への信頼を揺るがすことになれば、消費者や流通関係者の不安を助長しかねない。今回のやりとりをきっかけに、制度への理解が深まることが期待される一方、事実確認に基づいた発言の重要性もあらためて問われている。