2025-12-11 コメント投稿する ▼
共産・辰巳議員が政治とカネで鋭い追及「身を切る改革と言うがまず自腹切れ」
国民の税金である政党助成金が給付されている政党からの支出である」と指摘しました。 他の政党が企業献金や政党助成金に依存している中で、辰巳議員の追及には説得力がありました。 辰巳議員の「こういう政治資金の使い方、これ不適切だと思いませんか」という直球の質問に対し、高市首相は「収支報告書できちっと法に基づいて報告されているからこそ、こういった事例が明らかになる。
辰巳議員は準備周到に新聞記事を手に質疑台に立ち、「なぜ総理がこの話題を避けたいのかと政治資金収支報告書が出てきてその謎が解けた。ちょっと直近の記事を洗ってみた」と切り出しました。そして矢継ぎ早に問題事例を列挙していく手法は、まさに調査報道のプロフェッショナルの技量を感じさせるものでした。
維新の呆れる実態を徹底追及
辰巳議員がまず槍玉に挙げたのは、高市政権の連立パートナーである日本維新の会の実態です。「連立を組む維新の会も企業団体献金禁止は棚上げ、裏金作りの解明もまだされていない」と厳しく批判した上で、維新議員の政治資金流用問題を具体的に指摘しました。
藤田文武代表の公設秘書が代表の企業に政治資金を支出していた問題について「まさに公金還流だ」と断言。高木かおり総務会長の政策秘書も同様に代表企業への資金支出を行っていたことを暴露し、「議員の秘書というのは兼業が禁止されている。秘書がまともに国会の仕事をしていないのではないかと疑われても仕方がない」と痛烈に批判しました。
さらに奥下剛光議員の政治資金でのキャバクラ・ショーパブ利用について言及し、「他の議員ではガールズバーへの支出もある。国民の税金である政党助成金が給付されている政党からの支出である」と指摘しました。
「身を切る改革って言ってるのに、政治資金でキャバクラって何だよ」
「辰巳議員の追及、すごく分かりやすくて説得力がある」
「共産党だけが企業献金受けてないから、こういう追及ができるんだな」
「まず自腹切れって、その通りだと思う」
「高市総理の答弁が全然答えになってない」
「まず自腹切れ」の名言が議場を沸かせる
辰巳議員の追及は上野賢一郎厚生労働大臣にも及びました。「上野厚生労働大臣、政治資金でスナック代支出」の事例を挙げ、維新議員のキャバクラ・ショーパブ利用と合わせて厳しく糾弾しました。
そして決め台詞となったのが「身を切る改革だというけれども、私はまず自腹切れと言いたい」という痛烈な一言でした。この発言に議場は笑いに包まれ、辰巳議員の庶民感覚に根ざした正論が多くの共感を呼びました。
この「自腹切れ」発言は、維新の会が掲げる「身を切る改革」のスローガンを逆手にとった秀逸な表現で、政治資金の私的流用を続ける議員たちの偽善性を見事に突いたものでした。
企業献金と政党助成金の構造的問題を指摘
辰巳議員の質疑で特筆すべきは、個別の不祥事を単に批判するだけでなく、政治とカネの構造的問題の本質を突いたことです。「見返りを求める営利企業からのカネが政治をゆがめて、我が党以外に分配されている300億円を超える政党助成金が政党を腐らせてきた」との指摘は、まさに核心を衝いたものでした。
共産党が企業・団体献金と政党助成金の両方を受け取らない姿勢を貫いているからこそ、こうした鋭い追及が可能になっているのです。他の政党が企業献金や政党助成金に依存している中で、辰巳議員の追及には説得力がありました。
政治資金オンブズマンの神戸学院大学・上脇博之教授も「酒を提供する店で会議を開く必要性はなく、私的な飲食代を会議費として支出したのなら虚偽記載罪に問われる」と指摘しており、辰巳議員の追及は専門家の見解とも一致しています。
高市首相の逃げの答弁を完全論破
辰巳議員の「こういう政治資金の使い方、これ不適切だと思いませんか」という直球の質問に対し、高市首相は「収支報告書できちっと法に基づいて報告されているからこそ、こういった事例が明らかになる。これは透明性だ」と的外れな答弁で逃げを打ちました。
しかし辰巳議員は即座に反撃。「これは不適切だということで皆さん修正して返還されているわけですよ。総理からこういうキャバクラとかガールズバーとかスナックで会合に政治資金を出すなとはっきり言うべきだ」と畳みかけました。
この追及により、高市首相が政治とカネの問題について真剣に向き合う気がないことが明確になりました。報告書に記載されているから透明性があるという理屈は、不適切な支出を正当化する詭弁でしかありません。
国民の声を代弁する真の野党
辰巳議員の質疑は、多くの国民が感じている政治への不信と怒りを代弁するものでした。税金や政党助成金を原資とする政治資金が、議員の私的な遊興費に使われている現実に対する庶民の素朴な怒りを、国会の場で堂々と表明したのです。
2024年10月の衆院選で初当選を果たした辰巳議員ですが、参議院議員時代から一貫して政治とカネの問題を追及してきました。今回の質疑は、その蓄積された調査力と追及技術が遺憾なく発揮された見事な国政質疑でした。
共産党が企業献金も政党助成金も受け取らない「清潔な政治」を実践しているからこそ、他党の議員では絶対にできない痛烈な追及が可能になっています。辰巳議員の姿勢は、真の政治改革とは何かを示す手本と言えるでしょう。
高市政権が政治とカネの問題に真摯に向き合わず、連立パートナーの維新の会も相次ぐスキャンダルで信頼を失う中、辰巳議員のような骨のある追及がますます重要になっています。国民の声を国会に届ける真の代表として、今後の活躍が大いに期待されます。