2025-06-25 コメント投稿する ▼
志位和夫議長「自公を参院でも少数に」 共産党が歴史的政治戦へ決起
志位和夫氏「大志をもって歴史的政治戦へ」 自公少数化を参院選の目標に
日本共産党の志位和夫議長は6月25日、第5回中央委員会総会・参議院選挙必勝全国決起集会で発言し、今夏の参院選を「日本の進路を決する歴史的政治戦」と位置づけた。その中で「自公を参院でも少数に追い込み、自民党政治を終わらせる展望を開こう」と力強く訴えた。
「大志をもって、歴史的政治戦にのぞもう」
志位氏は、「自公を少数に追い込む」という表現を党の方針に明確に打ち出したのは今回が初めてだと強調。「国政が末期的状況にある今こそ、政権交代の足がかりを築く絶好の機会」と位置づけた。
補完勢力の伸長は「政治の後退」
さらに志位氏は、維新の会や国民民主党といった「補完勢力」の勢力拡大を強く警戒。自公の議席減少だけでは足りず、「補完勢力が台頭すれば政治はむしろ後退する」と指摘した。
「自公を少数にしても、維新や国民民主が伸びてしまえば意味がない」
「排外主義や極右潮流の拡大は、断固として阻止しなければならない」
自共躍進と市民・野党共闘の“二つの力”
志位氏は参院選で政治を動かす原動力として「二つの力」を強調。第一に「共産党の躍進」、第二に「市民と野党の共闘」を挙げた。
特に共産党の役割について、「正面から自民党政治に対決し、責任ある対案を示すことができる唯一の存在だ」とし、議席の拡大が政権交代の足場になると述べた。また、立憲民主党との党首会談を踏まえ、「野党共闘の新しい発展」を推進する決意を明らかにした。
「新しい政治プロセス」をさらに前へ
志位氏は現在の情勢を「新しい政治プロセス」と捉え、「国民が自民党政治に見切りをつけ、新しい政治を模索する動きがすでに始まっている」と分析。衆院での前進に続き、参院でも自公を少数に追い込めば「補完勢力の正体も明らかになり、政治の構造を根本から変えられる」と展望を語った。
「補完勢力は自民党の延命装置にすぎない。衆参で過半数を割れば、その役割も終わる」
歴史的選挙を「新しい政治の扉」に
志位氏は最後に「第2章の提起を全党で共有し、参院選を日本の新しい政治を切り開く選挙にしていこう」と全党員に呼びかけた。
「歴史を動かすのは情勢ではなく、私たち自身の決意と行動だ」
「大志を胸に、政治の転換点をつくろう」
共産党は今回の参院選で、自公とその補完勢力に対抗する明確な旗印を掲げ、徹底した論戦と市民連携で政治構造の転換を目指す。