2025-07-21 コメント投稿する ▼
石破首相「明日地震が来るかもだから辞めない」発言に批判殺到 自民党政権はもはや“人災”か“天災”か
石破首相の続投に批判噴出 「地震が来るから辞めない」発言に疑問の声、自民党政権は“人災”か“天災”か
参院選での敗北が決定的となった翌日の7月21日、石破茂首相は記者会見で続投の意向を明言した。「首都直下型地震が明日起こるかもしれない」「国政に停滞を招いてはならない」と語ったが、この“天災”を持ち出した説明に、政界内外からは驚きと批判が広がっている。
文芸評論家の小川栄太郎氏はSNSで「ここまで非常識な続投理由を並べるとは。国家指導者として危険水域に入っている」と断じ、石破首相の退陣を強く求めた。
「地震が来るから辞めない」 前代未聞の続投論理
石破首相は記者会見で、選挙敗北後も続投する理由を問われ、「国政が停滞してはならない」としたうえで、「トランプ政権との交渉や物価高への対応、そして明日起きるかもしれない首都直下地震などへの備えが必要だ」と説明。自然災害の可能性を例に挙げたことで、会見場の記者らからも一瞬空気が凍りついた。
この発言に対し、小川氏は「ブラックジョークのようだ。どんな災害でも辞任せずに済む免罪符として使っているのか」と強く非難。さらに、「これでは首相が代わるたびに災害が起こるような言い方だ」と呆れた様子をにじませた。
SNS上でも「それなら永遠に辞められない」「危機管理と権力の私物化を混同している」といった冷ややかな声が飛び交った。
「3連敗でも居座るなら、民主主義の否定だ」
石破首相は、2024年10月の衆院選、2025年6月の都議選、そして今回の参院選と、9カ月間に3回の大型選挙で敗北を喫している。にもかかわらず、今回も責任を明確に取らずに「比較第一党としての責任を果たす」と言い切った。
小川氏は「第二党に転落するまで居座るつもりなのか。選挙の意味が完全に形骸化してしまう。これは民主主義の否定にほかならない」と怒りを露わにした。
さらに、「石破氏は安倍・麻生・岸田各政権を厳しく批判し、選挙敗北や不祥事のたびに退陣を促してきた。自分は3連敗してもしがみつくのか」と過去の発言との矛盾を突いた。
「自民党政権そのものが、もはや天災のようなもの」
特に印象的だったのは、小川氏が投稿内で述べた次の一文だ。
「石破氏が“天災”を理由に辞任しないと言うなら、もはや自民党政権そのものが日本にとっての“天災”である。突然襲い、理不尽で、被害が甚大。しかも、繰り返しやってくる。これは“災害”ではなく、“人災”であり、“政治災害”だ」
この皮肉に満ちた指摘は、決して誇張ではないと多くの市民に受け止められている。
「地震より怖いのはこの政権の無責任さだよ」
「言い訳がすでに災害レベル。逃げ道探してるだけにしか見えない」
「天災に備えるなら、まず政権交代に備えるべき」
「そもそも国民が“人災”としての自民に苦しんでることに気づいて」
「責任を取らないトップが“災害”を口にする資格はない」
これらの声が示すのは、「危機」を口実に居座る政権への深い不信と、「国難に備える」と語りながら、実際には政権維持を最優先している矛盾への怒りだ。
退陣要求は党内からもじわり 臨時国会が焦点に
政府・与党は8月1日の臨時国会召集を目指しており、参院選の敗北を受けて野党側が首相の責任を厳しく追及するのは確実。さらに、自民党内でも「石破続投では戦えない」という声が若手を中心に出始めている。
石破首相は「役員人事は9月末を念頭に考える」と語るが、それまでの1カ月半を乗り切れるかどうかは不透明だ。
今後、支持率低下が加速し、両院議員懇談会や世論調査の結果次第では、党内から退陣論が一気に噴出する可能性もある。
もはや「自然災害」ではない。そう言われないためにも、政権は真摯に結果と向き合うべき時に来ている。