2025-07-08 コメント投稿する ▼
石破首相の奈良演説で動員拒否100人超 候補者も不在で広がる自民党内の不満と求心力低下
石破首相の奈良演説に異変 動員拒否100人超?候補者も不在で広がる“求心力低下”の声
動員かかったが…100人が“拒否” 石破首相に広がる冷めた空気
参院選投開票を目前に控えた奈良市で、8日に行われた石破茂首相の応援演説。その現場で、政権の“今の姿”を象徴するような出来事が起きた。自民党奈良県連が職域団体や支部などを通じて参加を呼びかけたにもかかわらず、現場に現れなかった人々が約100人規模にのぼったというのだ。
ある県南部の地方議員は、首相の来県について「迷惑だった」と断言する。「調査の数字にも現れている通り、昨年の衆院選以降、首相にはリーダーシップが見えない。支持を集められる存在ではなくなっている」と切り捨てた。
首相演説という本来“総仕上げ”のような場で、陣営からも距離を置く動きが出たことは、自民党内部の深刻な分断を物語っている。
「100人拒否って、もはや演説じゃなくて晒し者」
「選挙終盤で首相が来てコレ…求心力ないな」
「石破さん、何しに奈良まで来たの?」
「候補すらいない演説会って悲しい」
「もう“総理大臣だから”で人は動かない時代」
候補者も姿見せず “逆効果”を懸念か
注目すべきは、演説会場に候補者本人の姿がなかったことだ。これについて地元の関係者は、「既に奈良県内各地に遊説日程が組まれており、無理に予定を変えてまで首相の演説に同行すれば、むしろ陣営の士気が下がるという判断だったのでは」と語る。
表向きには「日程の都合」とされるが、裏を返せば「首相の応援がプラスに働くとは限らない」と陣営自身が認識している証左ともいえる。現職総理の“孤独な演説”は、有権者にとっても異様な光景だっただろう。
「掲げたこと、何一つやらない」自民党内からも見限りの声
ある地方議員は、首相の来県通知をFAXで受け取ったものの、出席は見送ったと語る。「総裁選のときは立派なことを並べたが、政権を取った今は何も実現していない。言ってることとやってることが違いすぎて信用できない」と、厳しい評価を下す。
「首相が来るって通知きたけど、エンタメじゃないんだよ」
「総裁選では威勢よかったけど、今じゃ何もやってない」
「政策実現ゼロで演説されても、誰が納得するのか」
「地方の声を聞くと言っていたのに、耳も傾けてない」
「“見に来い”じゃなくて“成果を見せろ”だよ」
「見に行きたい」という気持ちよりも、「何を語っても空虚」という失望感が先に立っているようだ。一部では、「首相を見たい人もいるだろうが、もはや娯楽に過ぎない」と皮肉る声もある。
大阪でも“熱”戻らず 支持層の離反鮮明に
首相はその後、16日には大阪市のなんば広場で演説に立った。候補者も同席し、一定の聴衆は集まったが、その規模は「安倍元首相時代の3分の1程度」と関係者は語る。
府連会長を務める青山繁晴参院議員は「岩盤保守層が離れる」として、首相の大阪入りに反対。不参加を決めるなど、党内の足並みの乱れは明らかだった。
支持基盤であるはずの保守層が離れつつある中で、演説の熱気もかつての面影はなかった。政治家の“言葉の力”が問われる選挙戦で、首相の言葉はもはや“届いていない”のかもしれない。
総理大臣の演説が、なぜ“負担”になるのか
通常、首相が現場に入ることは陣営にとって大きな追い風になるはずだ。しかし今回のように、候補者不在・動員拒否・内部反発が表面化するというのは異例中の異例だ。
それはすなわち、石破政権が掲げた「信頼回復」「地方重視」「正直な政治」が、有権者にも、身内にも、響いていないという事実を突きつけられたということだ。
かつて「国民に真正面から語りかける政治家」として期待された石破首相。だが今、その“説得力”が、地元から失われつつある。演説で訴えた「選挙は候補を支える人々の戦いだ」という言葉。その“人々”から見放されてしまっているとしたら、残るのはただの独演にすぎない。