2025-05-29 コメント投稿する ▼
公約就職氷河期世代に新支援策、公務員再採用や賃金補助で再チャレンジ支援へ
氷河期世代への新たな支援策、政府が骨太方針に明記へ
政府は、1990年代後半から2000年代初頭の「就職氷河期」に正規雇用の機会を失った世代に対し、新たな支援プログラムの導入を進めている。対象はおおむね30代後半から50代半ばにあたる人々で、就労や生活の安定に向けた具体策を盛り込む方針だ。今回の案は6月初旬の関係閣僚会議で正式に決定され、経済財政政策の基本指針である「骨太の方針」に組み込まれる予定だ。
再就職と生活支援を柱に据えた内容
新プログラムの柱は、働きながらスキルを磨ける環境の整備だ。具体的には、学び直しを希望する人が一定期間休職してスキルアップに励む際、その間の収入減を補うために賃金の一部を国が支給する制度が新設される。また、教育費や生活費に充てられる低利融資制度も検討中だ。
さらに、公務員への再チャレンジの機会として、過去に一度実施されていた就職氷河期世代を対象とした中途採用枠の復活も打ち出された。これにより、安定した雇用を目指す道が再び開かれる。
年金・住宅・移住支援も包括
就労支援だけでなく、将来の生活基盤を支える対策も検討されている。年金制度改革の一環として、物価や賃金が上がっても年金支給額の増加を抑える「マクロ経済スライド」については、氷河期世代への影響が深刻化する前に終了させる措置を講じると明記された。
地方自治体への財政支援の強化も盛り込まれており、氷河期世代への支援に積極的な自治体には国が追加支援を行う。また、地方への移住を希望する人々が農林水産業に従事できるよう、移住支援交付金の対象業種にこれらの分野を新たに加える。
政府の動きに市民から様々な声
今回の支援案に対し、SNS上では期待と疑問の声が交錯している。
遅すぎるけど、やらないよりマシ。せめて今からでも救ってほしい。
公務員枠の復活は大歓迎。真面目に働いてきた人にチャンスを。
リスキリングって言うけど、実際に職に就けるのかが心配。
農業支援とか移住支援とか、田舎に行って生活できる人どれくらいいるの?
年金の話、氷河期世代の待遇改善には絶対に外せないポイントだと思う。
政策の実効性と持続可能性が課題
今回の支援策は、「一度失った機会をどう取り戻すか」という観点に立ち、再チャレンジの機会と生活基盤の安定を同時に支援しようとするものだ。しかし、実際に現場レベルで制度が有効に機能するには、自治体との連携強化、支援対象者の掘り起こし、そして現実的な再就職先の確保といった多くの課題が残っている。
政府は、形式的な制度にとどまらず、対象者にとって「本当に使える支援」となるよう、柔軟で実行力ある運用を求められている。
この投稿は石破茂の公約「望まない非正規雇用をなくすとともに、リ・スキリングの経験豊富な就職氷河期世代の活躍の支援など雇用条件の改善」に関連する活動情報です。この公約は40点の得点で、公約偏差値49.7、達成率は0%と評価されています。