2025-05-08 コメント投稿する ▼
北朝鮮が弾道ミサイルを複数発射 Jアラートはなぜ鳴らなかった?変則軌道の脅威
北朝鮮、弾道ミサイルを複数発射 日本EEZ外に落下
8日朝、北朝鮮は東岸付近から複数の弾道ミサイルを発射した。防衛省によると、少なくとも1発は午前9時20分ごろに発射され、最高高度約100キロで約800キロ飛翔し、日本の排他的経済水域(EEZ)外の日本海に落下したとみられる。ミサイルは変則的な軌道で飛行した可能性があり、日米韓で詳細を分析している。
政府は、北朝鮮のミサイル発射が国連安全保障理事会決議に違反するとし、「国民の安全に関わる重大な問題」として北朝鮮に対し厳重に抗議した。航空機や船舶への被害は確認されていない。
Jアラートが鳴らなかった理由
今回のミサイル発射に際し、Jアラート(全国瞬時警報システム)は発動されなかった。内閣官房によると、Jアラートは弾道ミサイルが日本の領土や領海に落下する可能性、またはそれを通過する可能性がある場合にのみ発動される仕組みだ。今回は、ミサイルが日本の領土・領海に直接影響を与える恐れがないと判断され、警報は発出されなかった。
さらに、ミサイルが変則的な軌道で飛行した可能性もあり、レーダーでの追尾が難しかったこともJアラート不発の一因とみられている。
ネットユーザーの反応
SNS上では、このミサイル発射とJアラートが鳴らなかったことについて多くの意見が交わされている。
「またJアラート鳴らなかったの?これじゃ意味ないじゃん。」
「変則軌道って迎撃も難しいんじゃないの?怖いな。」
「EEZ外に落ちたからって安心できるわけじゃない。」
「政府の対応が後手後手に回ってる気がする。」
「毎回抗議しても何も変わらないのが現実か…。」
こうした意見は、政府の対応やJアラートの運用に対する不安や不満を反映している。特に、Jアラートが鳴らなかったことへの疑問が目立つ。
今後の対応と課題
政府は今後も日米韓で緊密に連携し、情報収集・分析、警戒監視に全力を挙げるとしている。万が一新たな情報が判明した場合は、速やかに公表する方針だ。
しかし、Jアラートの運用基準の見直しやミサイル探知能力の強化は喫緊の課題といえる。国民の安全を守るため、政府はより迅速で正確な対応が求められる。