2025-04-03 コメント投稿する ▼
外国人留学生の受け入れ強化へ 文科省が日本語教育支援に250億円投入
芝浦工業大学のプログラムが認定
今回、新たに認定されたのは、芝浦工業大学が実施する「技術の社会実装実践型留学生人材育成プログラム」だ。このプログラムでは、日本語を用いた研究指導を通じて、留学生が十分な日本語能力を身につけることを目的としている。加えて、日本企業の開発・設計チームで働ける実践的なスキルも習得できる内容となっている。
文部科学省は、外国人留学生が日本での就職を目指しやすくするため、「日本語教育」「キャリア教育(日本企業文化や働き方を学ぶ)」「インターンシップ」の3つを組み合わせた「留学生就職促進教育プログラム」を推進している。このプログラムに認定されると、大学には補助金が優先的に配分される仕組みになっており、大学側にとっても留学生受け入れを強化する後押しとなる。
外国人留学生の受け入れに250億円を投入
令和7年度の予算案では、優秀な外国人留学生を戦略的に受け入れるため、総額250億円が計上された。この予算は、大学側の教育環境整備や、日本語教育の充実、就職支援の強化などに充てられる予定だ。
また、外国人留学生向けの支援制度として、日本学生支援機構(JASSO)が提供する「留学生受入れ促進プログラム」もある。この制度では、学業成績が優秀で経済的支援が必要な留学生を対象に、奨学金を支給する仕組みがある。