2025-04-01 コメント投稿する ▼
JBIC、フジ日本のタイでのタピオカでん粉事業支援へ
■ フジ日本株式会社の事業展開
フジ日本株式会社は、精製糖やイヌリンなどの機能性食品の製造・販売を手掛ける中小企業であり、近年では事業の多角化を進め、タイの大手タピオカでん粉メーカーである「タイ・ワイ・パウダー・コーポレーション(TWPC)」と協業し、タピオカでん粉および関連製品の製造・販売事業に参入した。この取り組みを通じて、タイを中心とした海外市場での事業拡大を目指している。
■ JBICの融資支援
JBICは、フジ日本の海外事業展開がタイにおける日本企業のサプライチェーン強靱化に寄与すると判断し、フジ日本のタイ法人である「FNT」との間で、最大1億7,500万タイ・バーツの融資契約を締結した。この融資は、三井住友銀行との協調融資により実施され、協調融資総額は2億5,000万タイ・バーツとなる。JBICは、フジ日本の海外展開を金融面から支援し、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献している。
■ JBICのサプライチェーン強靱化への取り組み
JBICは、近年の国際情勢を踏まえ、日本企業の海外展開やサプライチェーン強靱化を支援するため、融資対象や支援範囲を拡大している。例えば、海外で調達した資源を現地で製品化する事業や、海外子会社への事業資金提供も融資対象とし、特定外国法人への融資も新設するなど、柔軟な支援を行っている。
- フジ日本株式会社は、TWPCとの協業を通じて、タイでタピオカでん粉の製造・販売事業を展開し、海外市場での拡大を図っている。
- JBICは、この事業をサプライチェーン強靱化の観点から支援し、融資を実施している。
- JBICは、日本企業の海外展開やサプライチェーン強靱化を支援するため、融資対象や支援範囲を拡大している。