2025-03-31 コメント: 3件 ▼
公約『政権失うことを考えたら安いもんだ』石破総理、参院選に向け消費税減税を検討
消費税減税に前向きな姿勢
現在、日本の消費税は10%で、飲食料品には軽減税率が適用されており8%となっている。石破総理は、食料品の消費税を引き下げることに対し「物価高対策の1つの対応として考えられないことではない」と述べ、減税を前向きに検討する考えを示した。これに対し、立憲民主党の川田龍平議員は、オーストラリアや韓国の例を挙げて、日本でも食料品の消費税率を引き下げるべきだと主張しており、議論が活発化している。
青山氏による取材では、石破総理は「減税する方向で検討している」と明言し、減税派に対する強い意識があることを伝えている。参院選における争点として、増税派と減税派の対立が鮮明になりつつあり、石破総理は増税派のイメージを払拭したいと考えている。
減税が与党の選挙戦略に与える影響
石破総理は、「政権を失うことを考えたら安いもんだ」と述べ、消費税減税に踏み切る意義を強調した。税収が減少するリスクはあるが、全体の消費税を引き下げるよりも軽減税率の引き下げの方が影響が少ないとし、政権維持のためには必要な手段であると認識している。現在、自民党には逆風が吹いており、石破総理はこの危機的状況を乗り越えるために、減税という政策を強調している。
もし自民党が減税を掲げれば、国民民主党やれいわ新選組など他の政党も同様の主張をする可能性が高い。一方、立憲民主党は減税に消極的な立場を取っており、参院選における対立構図に大きな影響を与えるだろう。
立憲民主党の対応と政治的背景
立憲民主党の野田佳彦代表は、消費税引き下げに対して否定的な姿勢を示している。消費税は医療や年金など社会保障の重要な財源であり、その引き下げは「ポピュリズム的な人気取り政策だ」との懸念を抱えている。しかし、党内には消費税引き下げを支持する声も存在しており、野田代表の姿勢に対する内部からの進言が増えているという。
青山氏は、今回の石破総理の発言が支持率低下を背景にした判断である可能性があると指摘している。政府の支持率が下がる中、石破総理はその支持回復を図るため、国民の関心を集める政策として消費税引き下げを検討している。
今後の展開と参院選への影響
今後、石破総理の提案が実現するかどうかは、与党内での議論や参院選の結果に大きな影響を与えるだろう。減税を掲げる自民党の選挙戦略が成功すれば、他の野党も同様の方針を取る可能性が高く、消費税減税が参院選の大きな争点となるだろう。
また、減税政策の実施には慎重な声も多く、税収減少による財政への影響や、その後の税率変更の難しさも議論の焦点となる。石破総理は「一度減税を行うと、景気回復後に税率を上げることが難しくなる」と述べており、その政治的リスクも理解している。
この投稿は石破茂の公約「消費税の引き下げは行わない」に対する評価として投稿された情報です。この公約は29点の得点で、公約偏差値63.7、達成率は25%と評価されています。