2025-03-28 コメント: 1件 ▼
令和7年度予算案、与野党合意で年度内成立へ 世耕前幹事長の参考人招致が条件
この合意は、石破茂首相が高額療養費制度の利用者負担引き上げを凍結する方針を示したことを受け、予算案を再修正したことが背景にある。自民党は、世耕弘成前参院幹事長の参考人招致を条件として、予算案の年度内成立を目指す方針を示していた。
28日午後の参院予算委員会では、世耕氏の参考人招致を全会一致で議決。これにより、4月以降の参院予算委で首相出席の集中審議も行われる予定であり、野党側に一定の譲歩を示す形で予算案の成立が進められる。
自民党の松山政司参院幹事長は、予算を年度内に通すことが最優先であるとし、合意に至った経緯を説明。石井準一参院国対委員長は、「政治とカネ」の問題で国民の不信感を解消する責任があると強調し、解明なくして与党の支持率向上は難しいとの認識を示した。
これらの動きにより、令和7年度予算案は予定通り成立する見通しとなり、今後の政府運営に向けた重要なステップとなる。
- 予算案採決の合意:
自民党と立憲民主党の参院幹部が、3月31日に予算案を採決し、年度内成立を目指すことで合意。
- 世耕氏の参考人招致:
自民党が、派閥パーティー収入不記載事件に関与した世耕弘成前参院幹事長の参考人招致を条件とし、28日の参院予算委で全会一致で議決。
- 首相出席の集中審議:
4月以降の参院予算委で、首相出席の集中審議を実施することで合意。
- 与党内の責任認識:
自民党幹部が、「政治とカネ」の問題解明の重要性を強調し、国民の信頼回復に向けた責任を認識。