2025-09-06 コメント投稿する ▼
菅義偉・小泉進次郎両氏が石破茂首相に退陣促す 自民党分裂回避の裏に泥舟政権の実態
菅義偉・小泉進次郎両氏が石破首相に退陣を要請
石破茂首相は6日夜、公邸で自民党の菅義偉副総裁、小泉進次郎農林水産大臣と相次いで会談した。党総裁選の前倒しを求める声が強まる中、党内分裂を避けるため「自発的な退陣を検討してほしい」との要請を受けたとみられる。菅氏は冒頭30分で退席し、小泉氏は約1時間半にわたり首相と意見を交わした。
菅氏はかつて自身が退陣を決断した際、小泉氏に説得されて総裁選出馬を断念した経緯を持つ。今回の会談はその逆の立場となり、石破首相に対して「潔い決断」を求めた格好だ。小泉氏は次世代を意識しつつも、党内亀裂を深めることを避けたい考えを示したとされる。
「石破首相に退陣を促すのは党の安定のためだろう」
「分裂回避を理由にした圧力にしか見えない」
「また権力闘争かと国民は冷めた目で見ている」
「泥舟内での争いがいよいよ表面化してきた」
「結局、国民生活より党内事情が優先されている」
SNS上では、今回の動きを「自民党内の泥舟政権争い」と批判する声も多く、冷ややかな反応が広がっている。
石破政権の延命策と党内圧力
石破首相は今秋に経済対策を策定する意向を示し、物価高対策や減税議論を前面に出すことで政権維持を図ろうとしてきた。さらに、解散総選挙の可能性に言及するなど「解散カード」で党内不満を抑え込む姿勢をみせている。しかし、党内の一部はこうした動きを延命策と受け止めており、総裁選前倒し論と連動する形で首相退陣論が加速している。
菅氏と小泉氏の会談要請は、石破首相に自主的な判断を促すことで、党が「強制的な交代劇」に陥るのを避ける狙いがある。だが、既に党内外からは「民意よりも派閥力学が優先されている」との批判が根強い。
自民党分裂回避の思惑と国民の視線
総裁選を巡る動きが過熱する中で、自民党は内向きの議論ばかりが目立つ。経済や外交安全保障といった重要課題が山積する中、国民の関心は「生活を支える政策が実行されるか」に集中している。減税を求める世論が高まる一方で、与党内では給付金や延命的な施策に偏る傾向が残っており、「民意に応えていない」との不満が膨らんでいる。
石破首相に退陣を求める動きが党内結束を維持するためであったとしても、それが国民に理解されるとは限らない。むしろ、政権が「泥舟内での争い」に没頭している姿は、政党全体の信頼を損なう危険を孕んでいる。
石破政権の行方と自民党の試練
石破首相は側近の赤沢亮正経済再生担当相とも会談しており、今後の進退をめぐる最終判断を模索しているとみられる。退陣か解散か、あるいは総裁選前倒しを受け入れるのか。いずれの選択も政権の命運を左右する重大局面だ。
自民党が国民の信頼を回復するには、延命を優先する内輪の権力闘争ではなく、減税を含む具体的な政策提示と実行力を示すことが不可欠だ。今回の会談は、石破政権の行方を決定づける転換点となり得る。