「コメ価格高騰は異常」小泉進次郎農水相が備蓄米放出で市場抑制へ|庶民と農家に伝える断固たる決意

「コメ価格高騰は異常」小泉進次郎農水相が備蓄米放出で市場抑制へ|庶民と農家に伝える断固たる決意

小泉農水相「今はコメが高すぎる」 価格高騰に歯止めをかける決意を表明


小泉進次郎農林水産大臣は5月28日、衆議院の農林水産委員会で、現在のコメの価格高騰に対して強い危機感を示した。「このままでは消費者がコメから離れてしまう」と語り、過熱した市場の沈静化に向け、政府が主導して備蓄米の放出を拡大する考えを明らかにした。

議論の中で小泉氏は「今はあまりに高値が続いている。地域によっては昨年の2倍以上になっており、価格が異常なまでに上がっている」と述べ、消費者と生産者の両者が納得できる「適正価格」の模索が必要だとした。特に、食料安全保障の観点からも価格の安定は不可欠であり、「今のままでは持続可能な農業の土台が崩れてしまう」と強調した。

備蓄米放出の具体策 街の米屋にも供給


政府が保有する備蓄米の戦略的な放出について、小泉氏はより詳細な方針を示した。現在、令和4年産の備蓄米が5キロ2000円で出回りつつあり、今後は令和3年産の備蓄米も含めて、さらに10万トン規模の放出を検討している。こちらは5キロ1800円程度になる見通しだ。

また、これまで主に大手流通に限られていた供給対象を、中小スーパーや地域の米穀店にも拡大することで、消費者の選択肢を増やし、価格の抑制を図る考えだ。「価格が安定すれば、再びコメを選ぶ消費者も戻ってくる」として、家庭の食卓への波及効果にも期待を寄せた。

鈴木貴子氏は「発信の仕方が一方的」と指摘


一方、自民党の鈴木貴子議員は、小泉氏の発信に対して懸念を示した。「生産者の声に十分耳を傾けず、一方的な価格抑制の姿勢は混乱を招く」とし、「政治としてはまず『安定供給』のメッセージを出すべきだった」と批判した。

また鈴木氏は、短期的な市場対応ばかりが目立ち、長期的な食料安全保障戦略が見えにくいことを指摘し、「これでは政権が本当に農業を守る気があるのか疑問だ」と述べた。

消費者心理を変えるには「明確なメッセージ」


こうした批判に対して小泉大臣は「いま、マーケットは価格が下がる気配を見せない。高値を維持したままでは消費行動が戻らない」と応じ、「メッセージを発信しなければ心理的なブレーキもかからない。だからこそ、無制限放出も含めた強い覚悟を示している」と説明した。

その上で、「これをきっかけに、生産者の持続可能な営みにも改めて目を向け、敬意を持った議論の土壌が生まれてほしい」と語り、社会全体での食への向き合い方に再考を促した。

ネットの声:賛否両論が交錯


この日の小泉氏の発言を受け、SNS上では活発な議論が巻き起こった。

「庶民にはありがたい発言。お米の値段、本当に高すぎた」
「農家を切り捨てるような政策にならなければいいけど…」
「放出だけで解決するなら苦労しない。構造的な問題に踏み込んでほしい」
「言葉選びが不安定。メディアに踊らされる形にならなきゃいいけど」
「進次郎さんの熱意は伝わった。あとは実行力に期待」



* 小泉農水相が、過熱したコメ市場の冷却を目指して備蓄米放出を拡大へ
* 消費者のコメ離れを防ぐため、安価な米を市場に供給し選択肢を広げる方針
* 鈴木貴子議員は「生産現場の理解が不十分」と発信方法を批判
* ネット上では、庶民の生活を支えるとの声と、農家軽視との懸念が交錯

コメント投稿する

2025-05-28 11:16:55(植村)

コメント投稿

コメントを投稿することができます。管理者の確認後公開されます。誹謗中傷・公序良俗に反する投稿は削除されます。

※サイト運営スタッフにより内容が確認後公開されます。24時間以内に確認されます。

関連する活動報告

人気のある活動報告

関連書籍

新時代への選択 小泉進次郎

新時代への選択 小泉進次郎

小泉進次郎と福田達夫

小泉進次郎と福田達夫

小泉進次郎

新着記事

検索

政治家の名前検索、公約の検索が行えます。

ランキング

政治家や公約の各種ランキングを見ることができます。

ランダム評価

公約・政策がランダム表示され評価することができます。

選挙情報

今からの選挙・過去の選挙結果などが確認できます。

アンケート

当サイトで行っているアンケート・投票にご協力ください。

「先生の通信簿」は、議員や首長など政治家の公約・政策を「みんなで」まとめるサイトです。また、公約・政策に対しては、進捗度・達成度などを含めたご意見・評価を投稿することができます。

政治家や議員の方は、公約・政策を登録し有権者にアピールすることができます。また、日頃の活動報告も登録することができます。

選挙の際に各政治家の公約達成度や実行力など参考になれば幸いです。

※この情報は当サイトのユーザーによって書き込まれた内容になります。正確で詳しい情報は各政治家・政党のサイトなどでご確認ください。

X (Twitter)

標準偏差:20.76