2026-03-09 コメント投稿する ▼
小泉進次郎防衛相が防衛相初のブルーインパルス搭乗 震災15年で被災地視察
小泉進次郎防衛相は2026年3月8日、航空自衛隊松島基地を視察し、アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」に搭乗して東日本大震災の被災地を上空から視察しました。 全日程でブルーインパルスの展示飛行が予定されています。
小泉進次郎防衛相は2026年3月8日、航空自衛隊松島基地を視察し、アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」に搭乗して東日本大震災の被災地を上空から視察しました。防衛大臣がブルーインパルスに搭乗して飛行したのは今回が初めてです。東日本大震災から15年となるのを前に、復興状況を確認するとともに、自衛隊の活動への理解を深める狙いがあります。
フライトスーツ姿で約50分間の飛行
小泉氏は就任後初めて松島基地を訪れました。フライトスーツに身を包み、ブルーインパルスの練習機T4に乗り込んだ小泉氏は、約50分間にわたって宮城県内の沿岸部や福島第一原子力発電所の上空を飛行し、東日本大震震からの復興状況を確認しました。
飛行中には最大4Gの重力も体験したといいます。小泉氏は視察後、記者団に「4Gの世界は想像以上にすごかったね」と感想を述べました。
視察では、パイロットの教育で使用されるF2戦闘機などの装備品の説明も受けました。ブルーインパルスの機体に乗り込んで東京電力福島第一原発付近の上空まで飛行した際には、機体から白い煙を流し、廃炉作業に従事する人に向けて「感謝と敬意を表した」と語りました。
「防衛大臣がブルーインパルス乗るって前代未聞じゃない」
「4G体験って、さすがに小泉さんも大変だったろうな」
「これパフォーマンスって言われそうだけど、震災15年だし意味あると思う」
「ブルーインパルス搭乗は防衛相として初めてって、意外だったわ」
「復興を忘れないってメッセージは伝わるね」
東日本大震災15年の教訓を防災に活かす
小泉氏は視察後の会見で「東日本大震災から15年。あらためて、困難な状況にあっても使命を全うした自衛隊員一人一人の献身に敬意を表するとともに、その経験と教訓を今後の防災減災、そして我が国の安全保障に確実に生かしていかなければなりません」と述べました。
松島基地は東日本大震災で津波による浸水被害を受けた経験があります。小泉氏はこの被害に触れ「経験と教訓を今後の防災・減災に確実に生かしていかなければならない」と強調しました。
ブルーインパルスは航空自衛隊の広報活動の中核を担う部隊であり、航空自衛隊の航空祭や国家的行事などにおける展示飛行を通じて、自衛隊の技量や規律、平素の訓練成果を目に見える形で示しています。小泉氏は3月3日の閣議後会見で「多くの方にブルーインパルスの勇姿を御覧いただき、パイロットはもちろん、素晴らしいブルーインパルスの飛行を支えている整備・補給・通信・気象といった様々な職種の隊員にも思いをはせていただきたい」と語っていました。
2026年度は22回の展示飛行を予定
航空自衛隊は3月3日、ブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを発表しました。2026年度の初飛行は4月11日の熊本県で開催される「熊本地震10年復興イベント」で、2027年3月まで計22回の飛行が予定されています。
航空祭は5月24日の美保基地を皮切りに、防府、千歳、小松、松島、浜松、入間、芦屋、新田原の各基地で順次開催されます。全日程でブルーインパルスの展示飛行が予定されています。
小泉氏は「ブルーインパルスは航空自衛隊の顔に留まらず、陸・海・空自衛隊の日頃の厳しい任務を24時間365日態勢で粛々と勤務している全隊員を体現している」と述べ、展示飛行を通じて自衛隊の技量や訓練の成果を広く示したいとの考えを示しました。
また「ぜひ令和8年度に予定している様々なイベントに足をお運びいただいて、一糸乱れぬ飛行の様子などを直接見ていただいて、防衛省・自衛隊の活動に御理解いただくとともに、隊員や御家族に対する温かい言葉をかけていただければ幸いです」と呼びかけました。
小泉氏は2025年10月に防衛相就任
小泉進次郎氏は2025年10月21日、高市早苗首相が内閣総理大臣に選出されたことに伴い、第28代防衛大臣に起用されました。環境大臣や農林水産大臣を歴任してきた小泉氏にとって、防衛大臣は新たな挑戦の場となっています。
小泉氏は防衛大臣着任訓示で「我が国が戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に対峙する中、諸官とともに、我が国の防衛という国家存立の基本である崇高な任務を担うことになりました」と述べ、「国民の命と平和な暮らしを守り抜くこと、我が国の領土・領海・領空を断固として守り抜くこと、そして、これらの任務にあたる隊員一人一人とその御家族を守り抜くこと」という3つの重大な使命を掲げました。
小泉氏は国会議員になる前、生まれ育った横須賀で自衛隊に体験入隊したことがあり、陸上自衛隊高等工科学校や防衛大学校の生徒・学生たちと身近に接した経験が、自衛隊への思いの原点だと語っています。
今回のブルーインパルス搭乗による被災地視察は、防衛大臣として自衛隊の活動への理解を深めるとともに、東日本大震災の教訓を防災・減災、そして国の安全保障に活かすという強い決意を示すものとなりました。