2026-01-08 コメント投稿する ▼
中国軍艦の大隅海峡通航が過去最多15回、馬毛島基地建設見据え情報収集活動を本格化
中国軍艦の大隅海峡通航が過去最多、2025年は15回に急増――馬毛島基地建設を見据えた情報収集活動の本格化。 大隅海峡の中央部分は公海であり、外国軍艦の航行に国際法上の問題はありませんが、航空自衛隊の基地建設が進む馬毛島に近いことから、中国による情報収集活動の本格化とみられています。
中国海軍の艦艇による鹿児島県沖の大隅海峡通航が2025年、15回と過去最多を記録しました。2022年までは年0回から4回程度だったものが、2023年に7回、2024年に10回と急増し、2025年はさらに増加しています。大隅海峡の中央部分は公海であり、外国軍艦の航行に国際法上の問題はありませんが、航空自衛隊の基地建設が進む馬毛島に近いことから、中国による情報収集活動の本格化とみられています。
大隅海峡は大隅半島と種子島などに挟まれる海域で、領海法の付則で「特定海域」と定められています。領海の幅は本来12カイリまで設定できますが、大隅海峡では3カイリ約5.6キロメートルと狭く設定されており、海峡の中央に公海部分が存在します。これは国際交通の要衝における商船や大型タンカーの自由な航行を保障するためです。
馬毛島基地への警戒と情報収集
馬毛島では現在、航空自衛隊の基地建設が進んでいます。当初は2027年3月完成予定でしたが、波の高さ や人員・資機材の不足により工期が3年延長され、2030年3月末の完成を目指しています。基地には主滑走路2450メートルと横風用滑走路1830メートルの2本が整備され、米軍の空母艦載機離着陸訓練FCLPにも使用される計画です。
「中国の情報収集艦が何度も通るって、明らかに馬毛島の基地建設を警戒してるよね」
「公海だから航行自体は合法でも、日本の安全保障上は重大な懸念だ」
「スパイ防止法がないから情報収集し放題。これが日本の現実」
「米軍の訓練が始まったら、もっと頻繁に中国艦が来るようになるだろうな」
「馬毛島基地が完成する前から、すでに監視が始まってるということか」
防衛省の発表によると、2003年11月には中国海軍の潜水艦が大隅海峡で浮上しながら航行するのが確認されました。2012年4月にフリゲート艦などが通峡して以降、2022年までは年に0回から4回程度でしたが、2023年に7回、2024年は10回と増加し、2025年は15回に達しました。
通航する艦艇の種類も多様化しています。レンハイ級ミサイル駆逐艦やジャンカイ級フリゲート、フチ級補給艦などに加えて、近年は電波情報を収集する能力に優れたドンディアオ級情報収集艦の通航が目立って増えています。
米軍の空母運用情報を狙う中国
馬毛島基地が完成すると、米海軍の空母艦載機がFCLPを実施します。これは空母の甲板を模した滑走路で離着陸を繰り返す訓練で、現在は東京から約1250キロメートル離れた硫黄島で行われていますが、岩国基地から硫黄島までは遠く、安全性の問題が指摘されていました。
防衛省幹部は、「中国軍は米空母や艦載機の情報を重視している。離着陸時の管制や戦闘機の航跡など空母のオペレーションに関するあらゆる情報を海峡近くで収集してくるだろう」と分析しています。FCLP時のパイロットと基地側との無線のやり取りが傍受される可能性も高く、中国は米空母の運用に関する貴重な情報を入手できます。
元在中国防衛駐在官で笹川平和財団上席フェローの小原凡司氏も、「自衛隊、米軍ともに、馬毛島を使う際には常に監視されていることを意識せざるを得ない」と指摘しています。
警戒監視体制の見直しが必要に
今後も中国艦艇の大隅海峡通航がこのペースで続く場合、自衛隊による警戒監視や領海周辺の警備体制の見直しを迫られる可能性があります。海上自衛隊は中国艦艇を確認するたびに護衛艦や哨戒機を派遣して警戒監視・情報収集を行っていますが、通航回数の増加は自衛隊の負担増につながります。
2025年11月には、レンハイ級ミサイル駆逐艦「鞍山」、ジャンカイ級フリゲート「臨沂」、フチ級補給艦「東平湖」の3隻が大隅海峡を東進し太平洋へ向かいました。同じ3隻は12月には宮古海峡を通って東シナ海へ戻っており、南西諸島周辺海域を一周する形で活動しています。
中国の海洋進出は南西諸島全域で活発化しており、沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡でも中国艦艇の通航が常態化しています。大隅海峡での活動増加は、この動きの北方への拡大を示すものといえます。
国際法上は問題なくとも安全保障上の懸念
大隅海峡の公海部分を航行すること自体は、国際法上何ら問題ありません。日本が領海を3カイリに抑えたのは、まさに国際交通の自由を保障するためでした。しかし、安全保障上の観点から見れば、日米の重要な軍事施設の近くで外国の軍艦が頻繁に情報収集活動を行うことは、重大な懸念事項です。
馬毛島基地の建設費は2012年度以降の契約額だけで1兆円を超えており、2030年3月の完成に向けて約6000人の工事関係者が24時間体制で作業を進めています。基地完成後は常駐自衛隊員150人から200人が配置され、米軍のFCLPが定期的に実施される予定です。
中国は馬毛島基地の完成をにらんで、すでに情報収集活動を本格化させています。FCLPが実際に始まれば、ドンディアオ級情報収集艦の活動はさらに活発化するでしょう。日本政府は警戒監視体制の強化とともに、情報保全対策の徹底が求められます。
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