2025-12-16 コメント投稿する ▼
小泉防衛相、パイロットの決意刻まれた手袋を公開 中国のレーダー照射に反論
この手袋は、中国軍のJ-15戦闘機からのレーダー照射を受けて冷静に任務を遂行した自衛隊パイロットの精神を象徴するもので、パイロットたちの強い意志を伝える重要なアイテムとなっている。 その手袋は、30分にも及ぶ中国軍のJ-15戦闘機からのレーダー照射を受けた自衛隊のパイロットが冷静に対応し、任務を粛々と遂行した証となるものであり、内倉統合幕僚長はその時の思いを語った。
小泉防衛相、パイロットの“決意”刻まれた手袋を公開 中国の「試み」に反論
2025年12月16日、小泉進次郎防衛相は自身のX(旧ツイッター)アカウントを更新し、自衛官の決意が刻まれた手袋を公開した。この手袋は、中国軍のJ-15戦闘機からのレーダー照射を受けて冷静に任務を遂行した自衛隊パイロットの精神を象徴するもので、パイロットたちの強い意志を伝える重要なアイテムとなっている。
自衛隊パイロットの精神力を讃える手袋
小泉防衛相は、前回の内倉浩昭統合幕僚長の記者会見に触れ、同会見で内倉統幕長が「冷静」「厳格」とマジックで書かれた手袋を披露したことを紹介した。その手袋は、30分にも及ぶ中国軍のJ-15戦闘機からのレーダー照射を受けた自衛隊のパイロットが冷静に対応し、任務を粛々と遂行した証となるものであり、内倉統合幕僚長はその時の思いを語った。小泉防衛相は、手袋の画像とともに「自衛官を改めて誇りに思います」とコメントし、その勇敢な行動に敬意を表した。
内倉統合幕僚長は11日の記者会見で、自らの経験を語り、手袋に記された言葉がパイロットの気持ちを整え、任務に臨む際の心構えを示すものであると説明。「冷静」「厳格」という言葉は、毎回離陸するたびに確認し、気持ちを整えるための重要な指針となっていたという。特に、レーダー照射のような危険な事態が発生した際には、パイロットがいかに冷静に対応したかが強調され、強靭な精神力で任務に臨んだことが改めて明かされた。
中国の行動に対する反論
小泉防衛相は、今回の事案に対して様々な情報が氾濫している中、「今回の事案の問題の本質は、30分にわたるレーダー照射が断続的に行われたこと」と強調した。これにより、中国側の行動が国際的な問題として注目を集めているが、小泉氏はその本質から目を逸らすことなく、冷静かつ厳格に対応し続ける決意を示した。
小泉氏は「冷静、厳格に対応してまいります」とし、内倉統合幕僚長の言葉を借りて、これからも国民と自衛隊の安全を守るために粛々と任務を遂行する姿勢を強調した。この発言は、中国の試みを無視し、事実に基づいた対応を続ける決意を表している。
レーダー照射の危険性
防衛省によると、戦闘機による「レーダー照射」とは、火器管制レーダーの照射を意味し、ミサイル誘導を目的とした行為と考えられている。専門家は、レーダー照射は「拳銃の引き金に指をかけて人に向ける」ような行為だと例え、その危険性を指摘している。レーダー照射は、武力行使の一歩手前とされる極めて危険な行為であり、自衛隊のパイロットが冷静に対応したことは、国際的な安全保障においても重要な意義を持つ。
防衛省の決意と今後の対応
防衛省は今後も、国際的な舞台で起こる挑発行為や脅威に対し、強い決意を持って対応し続ける方針だ。中国の挑発行為に対しても、決して感情的にならず、冷静に、かつ厳格に対応していくことが重要であるとされている。今回の事案は、国際的な安全保障の観点からも注目されており、防衛省の対応が引き続き問われることになるだろう。