2025-06-25 コメント投稿する ▼
立民・原口一博議員「原因不明の衝撃で肋骨8本骨折」 退院報告も残る謎と波紋
「原因不明の衝撃で床に叩きつけられた」原口議員が退院を報告
立憲民主党の原口一博衆院議員(65)が6月25日、自身のYouTubeチャンネルを通じて入院先から退院したことを報告した。原口氏は15日深夜、佐賀市内の自宅で「原因不明の衝撃で床に叩きつけられた感覚」があり、気づけばベッドから転落し、肋骨8本を骨折するという重傷を負っていた。
動画内で原口氏は、「夜中寝ててですね、原因不明の、床に叩きつけられる感覚があって、寝てたんでよくわかんないんですけど…ベッドから落ちて肋骨を8本折りました」と語り、事故の詳細は本人にも把握できていない様子だった。
さらに、「左の肺が小さな肺気腫のような状態で、肺炎っぽくなっていた」と明かし、「息するだけで痛くて、酸素も吸っていた」と当時の苦しさを振り返った。それでも退院できたのは「皆さんの元気のおかげ」と述べ、感謝の言葉を何度も繰り返した。
「自宅も危ない」と懸念 静養先も決まらず不安続く
原口氏は退院後、医師からは「自宅で静養せよ」と指示されたが、自宅での転倒事故だったことから「自宅も危ない。ちょっといろんなところをアレせんといかんな」と、住環境の見直しが必要であることを示唆した。
16日には自身のSNSでも当時の状況について詳しく投稿しており、「疲労して眠っていたところ突然、強い衝撃を受けて起き上がれなくなった。右目の周りが腫れており、左脇腹の肋骨が7本折れていた」と説明。さらに、「自力で玄関まで這って行き、救急車を呼んだ」と述べており、事故直後の状況はかなり過酷だったことがわかる。
しかし、こうした発信にもかかわらず、ネット上では「ベッドから落ちただけでそんなに骨折する?」と疑問の声が噴出した。あまりにも大きな損傷だったため、「本当は暴行を受けたのではないか」「何かの事件では?」という“陰謀論”までもが流れる事態に。
「暴行は一切ない」陰謀論を否定 でも疑念は完全に拭えず
こうした疑念に対して、原口氏は冷静に否定の姿勢を示した。「暴行は一切受けていません。武道をかじっていたので、もし人為的な暴行なら、ここまでボコボコにはなりません」と反論。負傷の原因については「ベッドから落ちたのは事実。目の腫れは椅子の足にぶつけたのだと思う」と釈明した。
また、「家の鍵はすべてかかっていた」として、外部からの侵入の可能性も排除。「救急隊に玄関を開けてもらうため、自分で身体を引きずって鍵を開けた」と、自らの力で助けを求めたことを明かした。
とはいえ、「原因不明の衝撃で床に叩きつけられた」との証言が本人の口から出ている以上、完全に説明がついていない点が残るのも事実だ。
ネット上では次のような反応が見られた。
「ベッドから落ちて肋骨8本って…やっぱり腑に落ちない」
「自分で玄関開けたって…相当な根性だな、でもどこか変な感じも」
「誰かに襲われたのでは?って疑いたくなるレベルのケガ」
「原口議員の説明を信じたいけど、床に叩きつけられた感覚って何?」
「まずはゆっくり静養してほしいが、納得できない点が多い」
議員活動への影響も懸念 説明責任は続く
原口氏は全治3カ月とされており、国会活動や政務への復帰は当面難しいと見られている。事故直後の痛々しい容体や呼吸困難の報告からも、単なる軽症では済まされない深刻な事態だったことがうかがえる。
一方で、説明責任を果たす政治家として、「不可解な事故」をめぐる疑念を払拭するには、より明確で納得のいく説明が求められるだろう。特に、「強い衝撃」「床に叩きつけられる感覚」など、本人の表現があまりに曖昧であるため、情報が錯綜し、憶測が拡大しやすい状況となっている。
原口氏は「命があってありがたい」と感謝を述べつつも、自宅での安全確保や政務復帰への道筋が定まっておらず、しばらくは“身体と信頼”の両方の回復に努める日々が続きそうだ。