2025-06-15 コメント: 1件 ▼
立憲・原口一博議員が骨折で入院 全治3カ月も政治活動への思いは変わらず

自宅で転倒し骨折 会期末の国会登院は困難に
立憲民主党の原口一博衆院議員(65)が15日、自宅で転倒し肋骨を骨折。全治3カ月との診断で、現在佐賀市内の病院に入院中であることが明らかになった。原口氏は元総務相で、現在も衆議院佐賀1区選出の現職議員として活動している。
15日午後10時半ごろ、自宅で一人の際に転倒し、救急搬送された。診断結果は肋骨の骨折。意識ははっきりしているものの、入院期間は現時点で未定とされ、国会会期末の登院は「事実上不可能」とみられている。
原口氏の事務所は「回復に向けて全力を尽くしており、本人もできる限り政治活動を継続したいと話している」とコメントしている。今後の公務や政治活動への影響が注目される。
「ご高齢でもあるし、早く回復してほしいですね」
過去に骨の難病を公表 持病との関連は不明
原口議員は2016年12月、自身が骨に関する難病を患っていることを公表している。詳細な病名は伏せられたものの、骨の強度に関わる病気とされ、医師の監督下で日常生活を送ってきた。今回の骨折との直接的な関係は明言されていないが、体調管理の難しさを物語る一件となった。
難病の診断以降も、原口氏は政治活動を精力的に行っており、SNSや国会質疑などで積極的に発信を続けていた。その中には、政府与党との鋭い論戦や地方の声を代弁する姿勢が見られ、立憲民主党内でも中堅・実力派として一定の存在感を保っている。
「病気を抱えながらも国会で頑張ってきたのは立派。無理はしないで」
原口氏の政治姿勢と今後の対応に注目
原口議員は過去、自民党との対決姿勢だけでなく、外交・安全保障に関する独自の視点でも注目を集めてきた。与党議員との協調にも一定の柔軟性を見せる一方で、情報公開や行政の透明性に関しては一貫して厳しく追及してきたスタイルが特徴だ。
今回の入院により、今国会での質疑や発言の機会が失われることは、立憲民主党にとっても痛手といえる。党関係者からは「彼のような現場肌の政治家が一時的にでも不在になるのは大きい」との声もある。
なお、代議士不在となった佐賀1区の地元事務所は、当面の間はスタッフが業務を分担して対応し、有権者との窓口機能を維持する方針だ。
「佐賀の人にとっては頼れる存在。しばらくは地元での代替体制が鍵」
政治家の健康と責任 現職議員のサポート体制も課題に
現職の国会議員が病気やケガにより職務遂行が困難になるケースは過去にも例がある。だが、現行制度では、議員個人の事情による欠席に明確な代替制度はなく、特に一人会派や小選挙区制では影響が大きくなる。
政治家も人間であり、健康を損なえば当然ながら職務に支障をきたす。とはいえ、有権者の負託に応えるという責任の重さは変わらない。今回の原口議員の入院を機に、国会や政党側が健康管理や代替体制をどう整備するかも課題となるだろう。
「議員も高齢化してるし、体調フォローの制度的仕組みも必要では」