2025-06-26 コメント投稿する ▼
立憲・小川幹事長、若者討論会で「参院の構成を変えよう」 ガソリン減税廃案に悔しさあらわ
小川淳也幹事長が若者討論会に参加 ガソリン減税法案廃案に「参院構成を変えよう」と訴え
2025年6月26日、国会内で開催された「参議院選2025 公開討論会 ~若者が自分で選ぶ参院選へ~」に、立憲民主党の小川淳也幹事長が参加した。主催は若者の政治参加促進を掲げる日本若者協議会で、参院選を控えた若年層有権者への政策発信の場として注目を集めた。
冒頭、小川幹事長は「昨年の衆院選で野党が過半数を占めたことで、政界に長年横たわっていた不透明な資金問題にメスを入れることができた」と強調。政策活動費の全廃や、旧文通費(文書通信交通滞在費)の全面公開が実現したことを紹介した。一方で、企業・団体献金の禁止や選択的夫婦別姓の実現には至っておらず、「参院でも野党が過半数を取ることが不可欠だ」と訴えた。
ガソリン減税法案の廃案に怒り 「答えが出なかったのは参院の構成のせい」
討論会では、通常国会終盤に立憲民主党など野党が提出した「ガソリン減税法案」が審議未了のまま廃案となったことにも言及。「答えを出してもらえなかった。物価高に苦しむ市民を救う法案が、参院で止められた」と述べ、参院の勢力図を変える必要性を強調した。
特に、ガソリンや食料品の価格高騰が続く中での減税の必要性については、「単なる党利党略ではない。生活者の声を受け止めた提案だった」と強調。「それが届かないのは、いまの参院構成が原因だ」として、政治の“届ける力”を変える必要性を訴えた。
「ガソリン減税は国民の願い。廃案になったのは本当に悔しい」
「小川さんの言う通り、答えを出さない政治に未来はない」
「参院も変えないと、どんなに良い案も通らないってことか」
「政策活動費の廃止は大きな成果。でもまだ道半ば」
「減税はばらまきじゃない。生きていくための手段だと思う」
“労働力は商品ではない”と若者にメッセージ
討論会の中で小川氏は、「労働力は単なる商品ではありません」と明言し、格差是正と人間らしい雇用制度の再構築を掲げた。「特に若い世代が安心して働き、子育てや学び、人生設計ができる社会を取り戻す必要がある」とし、「人間を尊重する制度」に切り替えることの重要性を語った。
さらに、「被選挙権年齢の引き下げ」についても議論され、小川氏は「若者の政治参画は、制度面でも後押しが必要」とし、若年層が候補者になれる選挙制度の実現を訴えた。
若者が“選ばれる側”に立つ時代へ
立憲民主党はこれまでも若年層の被選挙権の年齢引き下げ、教育無償化、雇用の安定化などを主要政策として掲げてきたが、小川氏は「一票を投じるだけでなく、自らが政治の当事者になることが大切だ」と述べた。
参院選を目前に控えた今、若者世代に対するメッセージとして、「投票は自分の人生を選ぶ行為」であると再確認させる場となった今回の討論会。若者の関心が高まる中で、各党の対応と姿勢がより厳しく見られる局面となっている。