2025-08-10 コメント投稿する ▼
日本維新の会、政調会長に斎藤アレックス氏 若手起用で政策刷新へ
日本維新の会、政調会長に斎藤アレックス氏 若手起用で政策刷新狙う
日本維新の会は10日、党幹部人事を固め、政調会長に斎藤アレックス衆院議員を起用する方針を決めた。参院選不振での執行部刷新の一環で、12日に正式発表される予定だ。吉村洋文代表(大阪府知事)は「政策立案力の強化と若手登用の両立」を狙いとしており、斎藤氏の就任は党の将来像を示すシンボル的人事となる。
同時に、幹事長には中司宏選対本部長代理、国対委員長には遠藤敬前国対委員長が就任予定。政策部門のトップとして斎藤氏がどう手腕を発揮するかが注目されている。
多彩な経歴と実務力
斎藤氏は衆院当選2回。民間企業での勤務経験や国際的な活動を経て政界入りし、維新の若手議員の中でも政策志向の高さで知られる。国会では内政・外交双方のテーマに積極的に関わり、特に経済成長戦略やデジタル政策分野での発言が目立つ。
政調会長就任後は、参院選で浮き彫りになった政策メッセージの弱さを立て直すとともに、地方組織との連携を強化し、国政での政策発信力を高める役割を担うことになる。
「若手らしい柔軟な発想で政策を刷新してほしい」
「発信力を生かせば維新の魅力が変わる」
参院選の反省を踏まえた政策立案
党は参院選で議席増を逃し、政策の訴求力不足が指摘された。斎藤氏はこの反省を踏まえ、国民生活に直結する経済政策や行政改革案を練り直す方針だ。党内からは「政策の旗印をもっと明確に」「減税や規制改革のビジョンを具体化すべき」といった声もあり、斎藤氏がどこまでこれに応えられるかが問われる。
「減税や改革の方向性を明確にしてほしい」
「選挙戦で響く政策メッセージが必要」
若手起用で見せる刷新姿勢
吉村代表は、今回の人事を「経験と新鮮さのバランス」と位置付けている。国対委員長にベテランの遠藤氏、幹事長に地方行政経験豊富な中司氏を置き、政調会長には斎藤氏という構図は、世代交代と安定運営の両立を意識したものだ。
斎藤氏は「政策で維新の存在感を示す」と意欲を語っており、今後の国会論戦や次期衆院選に向けた政策立案の先頭に立つ。党勢回復に向けた試金石として、その力量が試されることになる。