玉木雄一郎氏の蓮舫氏「黒歴史」発言に米山隆一氏が痛烈批判 応援を嘲笑う姿勢を問題視

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玉木雄一郎氏の蓮舫氏「黒歴史」発言に米山隆一氏が痛烈批判 応援を嘲笑う姿勢を問題視

玉木氏は2025年10月11日に更新された個人ユーチューブ「たまきチャンネル」で、過去に蓮舫氏を応援したことを「黒歴史」と表現し、榛葉賀津也幹事長とともに笑いながら語っていました。 米山氏はこれに対し、「応援した人を馬鹿にするのは、自分を馬鹿にしている事と同じ」と厳しく批判しています。 米山氏の発言は、政治家としての誠実さや一貫性を重視する立場からの批判と言えます。

立憲民主党の米山隆一衆院議員が2025年10月14日までに自身のエックスを更新し、国民民主党の玉木雄一郎代表によるユーチューブチャンネル内での発言に苦言を呈しました。玉木氏は2025年10月11日に更新された個人ユーチューブ「たまきチャンネル」で、過去に蓮舫氏を応援したことを「黒歴史」と表現し、榛葉賀津也幹事長とともに笑いながら語っていました。米山氏はこれに対し、「応援した人を馬鹿にするのは、自分を馬鹿にしている事と同じ」と厳しく批判しています。

玉木氏のユーチューブチャンネルは2025年10月で7周年を迎え、記念動画で榛葉幹事長と対談しました。その中で玉木氏が「榛葉さんなんか、前の民進党の代表選挙、蓮舫さん応援してるからね」と切り出すと、榛葉氏も笑って反応しました。玉木氏は続けて「これちょっと、黒歴史。榛葉さん、あんまりツッコミどころないんだけどね」と発言し、過去に蓮舫氏を応援したことを揶揄しました。

「応援した人を黒歴史とか言うなんて人として最低だと思う」
「玉木さんって自分が首相になりたいだけなんだなってわかった」
「米山さんの言う通り、応援した人を馬鹿にする人は信用できない」
「蓮舫さんを笑いものにして何が面白いのか理解できない」
「こういう発言する人が連立政権に入るとか冗談じゃない」


2016年民進党代表選で蓮舫氏を応援した過去


問題となった発言の背景には、2016年9月15日に行われた民進党代表選挙があります。この選挙には蓮舫氏、前原誠司元外相、玉木雄一郎氏の3人が立候補しました。榛葉賀津也氏は当時参議院議員として蓮舫氏の推薦人の一人となり、参議院議員の多くが蓮舫氏を応援していました。榛葉氏は今回の動画で「参議院みんな蓮舫さん応援しようって。あの時、選挙終わったら、衆議院行くって言ったから。じゃあみんなで応援しようって」と当時を振り返っています。

蓮舫氏は2016年の代表選で1回目の投票において過半数を獲得し、民進党第2代代表に選出されました。しかし2017年7月に代表を辞任し、その後の党の混乱を経て民進党は希望の党との合流や分裂を繰り返すことになります。玉木氏は希望の党代表を経て、2018年に国民民主党を立ち上げました。

今回の動画では、玉木氏が「玉木幹事長だけ蓮舫さんの投稿見られて、俺見れないんだよ。ブロックされててさ」と笑うと、榛葉氏も「『ブロックされてる』って言ったら、その翌日俺もブロックされた」と続けました。2人は満面の笑みで過去の出来事を話していましたが、この姿勢が批判を招くことになりました。

米山氏が「応援した人を否定して盛り上がれる人は信じない」


米山隆一氏は当該動画の切り抜き投稿を引用した上で、「いやもうこう言うのは本当に残念」と書き出しました。続けて「応援したのは自分の責任。応援した人を馬鹿にするのは、自分を馬鹿にしている事と同じですよ。応援した人を否定して盛り上がれる人を、私は全く信じません」と厳しく批判しました。

米山氏はさらに「私は自分が応援してきた人は、その時応援するだけのものを持っていた人だと矜持をもって言えます」とつづり、自身の政治姿勢を明確にしました。米山氏の発言は、政治家としての誠実さや一貫性を重視する立場からの批判と言えます。

米山隆一氏は1967年生まれの58歳で、新潟県出身です。東京大学医学部を卒業後、医師として働きながら2002年に司法試験に合格しました。弁護士としても活動し、2016年に新潟県知事選に立候補して当選しました。しかし2018年4月18日、週刊文春に出会い系サイトを利用した女子大生との援助交際が報じられることを受けて辞職しました。米山氏は記者会見で事実関係を認め、「わたしとしては交際の中でのことと思っていたが、そうではないと捉えられるところがあった。県政に混乱をきたし、不徳の致すところで、辞職を決意した」と述べました。

米山氏自身も過去に大きな問題を起こして辞職した経験があります。それだけに、他人の過去を笑いものにすることへの批判には重みがあると言えます。米山氏は辞職後、2021年の衆院選で立憲民主党から立候補して当選し、政治家として復活しました。自らの黒歴史を乗り越えて政治活動を続けている米山氏だからこそ、過去の判断を笑いものにする玉木氏の姿勢を看過できなかったのかもしれません。政治家が過去の判断を笑いものにすることは、自らの政治的判断の信頼性を損なう行為だという指摘は正当です。

政治家の品格と誠実さが問われる発言


玉木雄一郎氏は1969年生まれの56歳で、香川県さぬき市出身です。東京大学法学部を卒業後、大蔵省に入省しました。米国ハーバード大学ケネディスクールで修士号を取得した後、2005年に財務省を退職して政治の道に入りました。2009年の衆院選で初当選し、現在は衆院当選6期を数えます。

玉木氏は温厚な人柄と政策通として知られ、特に経済政策や税制に詳しい政治家です。2024年秋の衆院選では「手取りを増やす」政策を掲げて従来の7議席から28議席へと4倍増を実現し、党勢拡大に成功しました。しかし今回の発言は、政治家としての品格や誠実さを疑問視する声を招いています。

蓮舫氏は2016年の民進党代表選で、「新世代の民進党」を掲げて代表に選出されました。しかしその後の党運営は順調とは言えず、野党共闘をめぐる路線対立や党内の分裂を経て、2017年7月に代表を辞任しました。現在は立憲民主党の参議院議員として活動しています。

玉木氏が蓮舫氏の代表時代を「黒歴史」と呼ぶ背景には、民進党の混乱や分裂の記憶があるとみられます。しかしその混乱は蓮舫氏一人の責任ではなく、党全体の問題でした。当時蓮舫氏を応援した議員たちも、その時点では蓮舫氏が最良の選択だと考えたはずです。その判断を後から笑いものにすることは、当時の自分たちの判断を否定することにもなります。

連立政権入りを検討する中での発言が波紋


玉木氏の発言が特に問題視されているのは、タイミングの悪さもあります。国民民主党は現在、自民党との連立政権入りを検討していると報じられています。2025年10月14日午前には、連合傘下の4つの産業別労働組合幹部らと会談し、首相指名選挙への対応について意見交換しました。

自民党は衆院で196議席しか持たず、過半数の233議席に37議席も届いていません。公明党が連立を離脱した今、自民党は他の政党の協力なしには首相を出せません。国民民主党の28議席は、自民党にとって喉から手が出るほど欲しい議席数です。

しかし国民民主党が自民党との連立に加われば、ドロ船連立政権の一員となります。2024年秋の衆院選で自民党が大敗し、2025年7月の参院選でも惨敗した自民党は、国民の信頼を失っています。国民民主党が自民党と手を組めば、支持者からの批判は避けられません。

そのような微妙な時期に、野党第一党である立憲民主党の有力議員だった蓮舫氏を「黒歴史」と嘲笑する発言をしたことは、野党間の協力関係を損なう可能性があります。玉木氏は連立政権入りを検討する一方で、野党との協力も選択肢として残しておく必要があるはずです。今回の発言は、立憲民主党との関係を悪化させる要因になりかねません。

米山氏の批判は、政治家としての誠実さや一貫性を重視する立場からのものです。応援した人を後から笑いものにする姿勢は、政治家としての信頼性を損ないます。国民の為の政治を実現するためには、政治家同士が互いに尊重し合う姿勢が必要です。玉木氏の発言は、その基本的な姿勢を欠いていると言わざるを得ません。

玉木氏が今後、連立政権入りを選択するのか、野党の立場を守るのか、その判断は国民民主党の今後を左右します。しかしその判断以前に、政治家としての品格や誠実さが問われています。過去の判断を笑いものにするのではなく、その判断から何を学んだのかを真摯に語ることが求められます。米山氏の批判は、玉木氏だけでなく、すべての政治家に向けられたメッセージと言えるでしょう。

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2025-10-14 10:41:12(S.ジジェク)

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