2025-11-06 コメント投稿する ▼
藤田文武共同代表の記者名刺晒しが「卑劣な犬笛」と炎上 政治家による言論弾圧に批判殺到
日本維新の会の藤田文武共同代表氏が、取材した記者の名刺をSNSで公開し「犬笛」行為として厳しく批判されています。 公金還流疑惑を報じた共産党機関紙に対する報復として行われたこの行為は、政治家による露骨な言論弾圧として大きな問題となっています。 この行為について、ITジャーナリストは「犬笛」と指摘しています。
日本維新の会の藤田文武共同代表氏が、取材した記者の名刺をSNSで公開し「犬笛」行為として厳しく批判されています。公金還流疑惑を報じた共産党機関紙に対する報復として行われたこの行為は、政治家による露骨な言論弾圧として大きな問題となっています。
記者の名刺を晒した「犬笛」行為
問題となったのは、藤田氏が2025年10月30日に自身のXで、共産党機関紙「しんぶん赤旗」からの質問に対する回答と共に、取材した記者の名刺画像を公開したことです。名刺には記者の本名、所属、住所などが見える形で投稿されており、携帯番号やメールアドレスの一部は伏せられていたものの、個人を特定できる情報が晒されました。
この行為について、ITジャーナリストは「犬笛」と指摘しています。「SNSアカウントで気持ちを表明することで、フォロワーに攻撃対象をほのめかす行為が犬笛と呼ばれている」と説明し、「編集部に抗議の電話などが相次いだ場合、業務の妨げとなってしまうので、推奨される行為ではない」と批判しました。
実際に藤田氏の投稿後、担当記者を名指しする嫌がらせ電話や、なりすましが疑われる迷惑メールが大量に送信される事態が発生しています。
ネットで批判殺到「卑劣な犬笛吹き」
藤田氏の行為に対してネット上では激しい批判が相次ぎました。
「もらった名刺をネットに晒す行為を普通の社会人はどう見るやろか」
「議員として以前に社会人としての信用に関わる事」
「一社員に過ぎない取材記者の名前を晒した維新藤田 連立与党の党首とは思えない卑劣な犬笛吹きだ」
「公人が記者に報復するなんて民主主義の根幹に関わる問題」
「これが連立与党の幹部のやることか」
多くの人が「社会人として信用に関わる」「卑劣な犬笛吹き」として藤田氏の行為を厳しく批判しています。特に、連立与党の共同代表という立場にある政治家が、取材記者に対してこのような報復行為を行うことは、言論の自由や報道の自由を脅かす深刻な問題として受け止められています。
「犬笛」の危険性と政治家の責任
「犬笛」とは、直接的な攻撃指示をせずに、SNSで特定の対象への敵意を示すことで、フォロワーに攻撃を促す行為です。政治家のような影響力のある人物が行うと、その効果は非常に大きくなります。
ITジャーナリストは「犬笛は個人に向けられる場合も少なくなく、ターゲットとなった人への影響はかなり深刻なものになる場合もある」と警鐘を鳴らしています。特に今回のケースでは、AIによるディープフェイクなども横行する現代において、事実でない情報が拡散される懸念もあります。
藤田氏は記者会見で「携帯電話やメールアドレスのドメインも消している。それ以外は公開情報だ」と問題ないとの認識を示しましたが、この発言自体が批判を呼んでいます。名刺に記載された情報は取材のために交換されたものであり、SNSで不特定多数に公開することを前提としたものではありません。
言論弾圧への組織的対応
共産党機関紙側は藤田氏の行為を「政権与党幹部によるジャーナリズムの取材活動への重大な妨害、威嚇行為」として強く抗議し、削除と謝罪を求める申し入れを行いました。
また、藤田氏は記者会見で「赤旗は公平性を重視するような報道機関ではない。共産党のプロパガンダ紙だ。今後は、共産党およびしんぶん赤旗の質問状には一切返答しない」と宣言しており、特定メディアを排除する露骨な言論弾圧の姿勢を示しています。
このような政治家による報道機関への圧力は、民主主義の根幹である言論の自由を脅かすものとして、メディア関係者からも強い懸念の声が上がっています。
公人としての責任を問う声
ジャーナリストの安藤優子氏も「疑義が生じているのに、会見のときに『君たちは何も知らない』っていう態度、あれはないと思いますよ」と藤田氏の姿勢を批判しています。
少なくとも公人たる国会議員であり、公党の共同代表を務める人物が行う行為ではないことは確かです。政治家には権力を持つ者としての責任があり、その権力を使って報道機関や記者個人を威嚇することは、民主的な社会の基盤を揺るがす行為として厳しく批判されて当然です。
維新は「身を切る改革」を掲げながら、その共同代表が記者への嫌がらせという形で「言論を切る」行為に及んだことで、党のイメージにも深刻な影響を与えています。藤田氏の一連の行動は、政治家としての資質だけでなく、人としての品格をも問われる事態となっています。