2025-08-28 コメント投稿する ▼
維新・池下議員「ペンは人を殺す」 読売誤報と訂正記事の扱いに不満
28日付朝刊に訂正記事を掲載する方針を伝えていた。 読売新聞は28日付の朝刊1面右下に「記事は誤報」との訂正記事を掲載。 池下氏が強調した「ペンは人を殺す」という表現は、報道の力の大きさを改めて示している。 今後の読売新聞側の対応次第では、メディアの責任と訂正報道の在り方が国会や世論で改めて論じられる可能性もある。
維新・池下議員「ペンは人を殺す」 読売の訂正記事に不満
日本維新の会の池下卓衆院議員が、読売新聞による自身の公設秘書を巡る不正受給報道を「誤報」と断じ、訂正記事の扱いに強い不満を表明した。池下氏は28日、自身のSNSで「要望したレベルの記事とはかけ離れています」と指摘し、「ペンは人を殺すかもしれないことを理解していない」と厳しい言葉を投げかけた。
問題となったのは27日付の朝刊1面記事。池下氏の秘書2人について給与不正受給の疑いがあると報じられたが、同日午後に編集局幹部らが池下氏のもとを訪れ、誤報であったと謝罪。28日付朝刊に訂正記事を掲載する方針を伝えていた。
訂正記事は「23文字×13行」
読売新聞は28日付の朝刊1面右下に「記事は誤報」との訂正記事を掲載。しかし、その大きさは「23文字×13行」という限られた紙面だった。
池下氏は「当事者としては到底納得できるものではない」として、「他のメディアがこの件を大きく報じている中で、誤報を出した大手紙の訂正がこの程度で済まされてよいのか」と疑問を呈した。さらに「推移を見つつ、法的措置も検討する」と述べ、訴訟を含む対応を示唆した。
謝罪の場で「名前間違えられた」
池下氏はまた、27日午後に受けた謝罪の場面についても言及。「冒頭、謝罪の際に名前を間違えられたのには驚きました」と不快感をにじませた。国会議員本人を相手にした謝罪での誤称は、メディアの姿勢を象徴するものとして受け止めた様子だ。
今回の誤報を巡る経緯について、ネット上では、
「一面で誤報を出して訂正文が小さいのはフェアじゃない」
「名前を間違えて謝罪とは不誠実すぎる」
「ペンは人を殺す、という言葉が重い」
「大手メディアの責任の取り方として疑問」
「訴訟になってもおかしくない案件だ」
といった声が相次ぎ、メディア報道の責任のあり方が議論を呼んでいる。
誤報の影響とメディア責任
大手紙による誤報は、対象となった政治家の reputational risk(評判リスク)だけでなく、国民の政治不信にも直結する。特に一面記事で「特捜部捜査」と記されれば、事実確認の前に世論に大きな影響を与えかねない。
訂正記事をどのように扱うかは報道機関の信頼性を左右する要素だ。池下氏が強調した「ペンは人を殺す」という表現は、報道の力の大きさを改めて示している。今後の読売新聞側の対応次第では、メディアの責任と訂正報道の在り方が国会や世論で改めて論じられる可能性もある。
維新・池下議員が誤報に法的措置検討 読売新聞の訂正記事対応に波紋
今回の一件は、単なる誤報にとどまらず「訂正記事の扱い」「謝罪の誠意」といったメディアの基本姿勢を問うものとなっている。読売新聞が今後、どのように信頼回復を図るのかが焦点となる。